アツはナツい(2024.07.04)
「夏は暑い」の、夏のNと暑いのAを入れ替えて「アツはナツい」。
しょうもないが、日本人は全員これを言ったことがあると思う。別に全然面白くもなんともないけど、この夏のような狂ったような暑さには「アツはナツい」のくだらなさがしっくりくる。どうしようもない夏の暑さをこうやってコケにして、笑い飛ばそうというささやかな抵抗がある。
「アツはナツい」
これを今日何回頭の中で繰り返しただろうか。そのうち何回かは実際口に出して言ってみたが、言葉はうだるような暑さの中に空しく溶けていってしまった。暴力的な暑さの前では言葉など無力だった。
ラジオでは不要な外出は避けるように言っていたが、それを伝えるアナウンサーの音声はAIによって作られていた。
国道沿いにある人工の嘘っぽいビーチには、赤と黄色に色分けされたフラッグが立っていたが、それがだらりと垂れさがっていて、暑苦しさを助長している。
温泉に入ろうという気にすらならなかった。できれば水風呂に入りたかった。この時期、水風呂だけ入るというのもアリだなと思った。今思った。この死ぬほど暑い時期、キンキンに冷えた水風呂を提供するサービスがあったら、繁盛するかもしれない。水風呂のサブスクなんかもあったら良い。月額1,000円くらいで。職場の近くにそんなのがあったら毎日通う。絶対通う。
水風呂のサービス、大分では無理でも東京あたりなら十分に商売として成り立つ気がするので、誰かやったら良いと思う。
というような事を大真面目に考えるくらいには、暑さで頭のネジが緩んでいる昨今。凶悪な暑さが続きます。皆さまどうかご自愛なさってください。水分はこまめに!
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