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書に親しむ(2024.06.29)

昨日、妻が百均で書道の道具を一式買って来た。小学校3年生の長男が学校で書道の授業が始まり、良い機会だから家でも皆でやってみたいという事になった。妻と私はともにかつて長く書道をやっていたので、久しぶりにやってみたくなったのだ。

書道道具一式と言ったものの、妻は硯とか文鎮とか普通に買い忘れているのだが、別にいらない。弘法筆を選ばずの精神だ。墨汁と筆と紙さえあれば、差し当たって書くことは出来るのだ。

意気揚々と要らないコップに墨汁を注ぐ妻、そしてそれを嬉々として筆にたっぷりつける子供たち。墨で服を汚したら悪いと思ったのか(多分違う)、次男(3歳)は上半身裸で筆を振るっている。

じょうずじょうずと、とにかく褒めた

私は筆の握り方や筆の運び方などちゃんと体が覚えていて、何の違和感もなく書く事が出来た。ただ、筆は百均のやつだから、すぐに掠れて多少書きにくかった。

次男が初めて書いたもの。何を書いたのかは分からない


長女の作品。海を書いたとのこと。自由で良い


長男の作品。生きてて辛いのだろうか


私の作品。長男へのアンサー。生きて欲しい


妻の作品。何か複雑な気持ちになった

皆でわいわい書いていたが、いざ紙に向かうとスーッと心が静かになって、紙に集中できた。気持ちがとても落ち着いて、周りの雑音が消える感じがして良かった。

子供たちも、妻も、とても楽しそうだったので、またやりたいと思う。そして私はあの「生きろ」と書いたものを今、自分の目の前に飾っている。

生きねば。

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