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センセイの研修

塾講師だったころの思い出を細々とつづっています。

学校の先生になるには、大学などで教職課程を履修して、単位をとって教育実習に行って採用試験を受けて…と色々と段階を踏む必要があるけど、塾の先生ってどうやってなるんだろう?と思う人もいるだろう。

私の場合、未経験でもOK!塾でのアルバイト経験もなくてOK!大学で教職とってなくてもOK!一からすべて教えます。という会社の面接を受けて合格。ただそれだけである。入社したら夏期講習までの4ヶ月みっちり研修をして授業のやり方を教えるから大丈夫だよと言われたので、それを信じて入社した。

では、その会社で未経験者が先生になれるすばらしい研修、それはなんだったかというと、ひとりひとり自分の教科のテキストを渡され何の説明もなく、
「はい、じゃあ今から自分が思う通りに授業やってみて」
という大変乱暴なものだった。

ちなみに、やったあとどうなるかというとダメだしの嵐である。
「うちの授業では、そういう順番ではやらない」
「日付はそこには書かない」
「ホワイトボードに文字を書くときは斜に立って、子どもに背中見せたらだめ」
等々、ルールがあるなら最初に言ってからやればいいのに後出しでいろいろなことを言われた。

納得いかないなぁと思いつつ、毎日毎日模擬授業をしていくうちに度胸だけはついたので無意味ではなかったと思うことにしている。

※あくまでも私の受けた研修です。会社や指導する人によってい違うと思います。一個人の思い出と思って読んでください。

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