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神戸で一番おもしろい会社になろう!

2007年、タナベ経営さんのコンサルティングにより「ジュニアボード」を設置し、当時のリーダー級のメンバー14名で「中期経営計画」を作りました。

これは、ジュニアボード(未来の役員会)を通じて、メンバーの育成を図るとともに、その議論への参加状況を見ながら、次の幹部候補を絞り込んでいくというプロジェクトです。

7名ずつの2チーム、それぞれがまず別個に検討します。
ここには、私は参加せず、オブザーバーとして横で聞かせてもらいました。

2チームの案がまとまった後、それぞれの中期経営計画案のプレゼンテーション。
その後、メンバーを7名に絞り込んで、最終案の取りまとめに進みました。

伍魚福はどんな会社を目指すのか。
メンバーで議論を重ねました。

売上が、利益が・・・。
経営ですので、いろいろな要素があります。

我々の取り扱っている商品は、酒の肴・おつまみやお土産など「エンターテイニング(人を楽しませる)フード」。
取り扱っている我々自身が、仕事をするときに、カンカンになって、青筋を立てていたらあかんやろう。

そういう議論の中で出てきたのが「おもしろい」というワードです。

我々自身が仕事をしていて「おもしろい」と思えるようにしたい。
ということから「神戸で一番おもしろい会社になろう!」というスローガンができました。

おもしろい、と思えるポイントは人それぞれ。
人の役に立ち、喜んでもらえるからおもしろい、という人もいるでしょう。
自分を追い込んで、目標達成をして達成感を感じるのが最高、という人もいます。
仕事をしながら、自らの成長を実感できるからおもしろい、という人もいます。

それぞれ、自分の「おもしろい」を見つけ、最高におもしろい、と思える仕事をしよう、そういう意味が込められています。

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もちろんお客様にとって「おもしろい会社」でありたいです。
伍魚福と仕事をすることで、お客様のお客様(消費者の方)に喜んでいただける。結果、売上や利益につなげていただく。

ビジネスモデルが「おもしろい」というのは、他にない、ユニークである、という意味もあります。

商品を作っていただいている協力工場やすべての協力会社にとってもメリットがあるようにしたい。

ただ、一番大事なのは、働く従業員の人生にとって「おもしろい」かということですね。

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「おもしろいか」という問いは、noteで初めて記事を書いた「エンターテイニングスパイラル」の元になった考え方、キーワード、と言えます。

自分たちだけがおもしろがっていて、自己満足していてもダメ。
お客さまにも評価いただき、目標達成ができて初めて、「最高におもしろい」状態だといえるでしょう。

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あるとき、地元、山陽電気鉄道の駅名看板が空いたのでどうですか、という提案がありました。
割とリーズナブルな価格でもあり、広告を掲出することにしました。

「いかなごのくぎ煮の伍魚福」、「ピリ辛さきいか天の伍魚福」とか書いても、毎日通勤通学で目にする乗客には全く響かないだろう、おもしろくないだろう、ということで「神戸で一番おもしろい会社になろう!」というスローガンをそのまま書かせていただきました。

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SNSでも、たまにこのキャッチフレーズ何だろう、という投稿を見かけます。
ケーブルカーの終点、鉢伏山上駅にも看板があり、NHK「ブラタモリ」で神戸が取り上げられた際には、この看板もちらっと映りました。
HDDレコーダーをコマ送りにして発見して喜んでいました(笑)。

まずは「神戸で一番おもしろい会社」を目指します。
その先には、兵庫県で、近畿で、日本で、世界で、一番おもしろい会社になりたい、そう思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan