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「くぎ煮」のパッケージ化と全国での販売(1985年の包装工場)〜いかなごの「くぎ煮」その8〜

1971年(昭和46年)から伍魚福は「くぎ煮」をパッケージ化し、国鉄の駅売店や空港で販売しました。
その後、中元や歳暮向けのギフトセットも作成、全国の酒類・食品問屋さんを通じて、酒販店や百貨店に向けて販売しました。

私が入社した1995年(平成7年)、当時の大倉常務と同行し、東京に本社のある全国規模の酒問屋さん(日本酒類販売さん)を訪問した際、担当の営業部長に「昔、伍魚福さんのくぎ煮ギフトを酒屋さんにたくさん売ったよ」と言われたことが印象に残っています。
そんな歴史・つながりもあり「酒の肴仕入カタログ」の特約店になっていただいたのですが、仕事は人と人とのご縁で成り立つことを感じたエピソードです。
私が入社前に築かれたご縁がずっと続いているのです。

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「伍魚福エンターテイニングスパイラル」が過去からつながっている。
先輩伍魚福メンバーの努力の結果、それがご縁となり、現在にもつながって今の伍魚福がある。
今後もご縁を次の世代に受け継いでいかねばなりません。

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1985年(昭和60年)8月24日の本社3階包装工場の写真です。
「くぎ煮」の箱詰めをしているところにNHKの取材が入った際に撮影されたものです。

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当時は、「うず潮の里」というブランド名をつけて土産で販売していました。

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いかなごのシーズンではない8月に取材に来ていただいて、どんな番組になったのか気になります。

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奥、一番右の人物が今も週に2日出勤いただいている山本常務です。
当時の状況を聞いてみなければなりません。

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会長の回想にもあった、「竹の皮」で包まれたくぎ煮です。
これを箱詰めしてギフトセットを作り、全国の百貨店や酒販店で販売いただきました。

本社3階は1987年(昭和62年)に改装し、現在は「繁盛推進本部」(繁盛係/営業、商品企画・開発)の事務所となっています。

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地下鉄新神戸駅にあった「くぎ煮」の看板です。
伍魚福ロゴもなつかしいです。

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2013年(平成25年)には、観光庁が選定する「世界の通用する究極のお土産」のノミネート商品に選定いただきました。

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お土産で販売している「箱入くぎ煮」は毎年「モンドセレクション金賞」を受賞しています。

最近の不漁で、商品の規格も全て変わってしまいました。
それでも今でも春に必ず「くぎ煮」を売っていただく酒販店さんがあります。
最近は、いかなごの不漁で、お土産関係以外の卸売販売はしていないのですが、そちらのお店だけはご提供を続けています。

「豊かな海」を実現し、いかなごが大漁となって、また全国の小売店の皆さんを通じて販売できる日がくることを祈ります。

最後までお読みいただきありがとうございました! 伍魚福の商品を見つけたら、是非手にとってみて下さい。社長のいうとおりになってないやないかーとか、使いづらいわー、とか率直なコメントをいただけるとうれしいです。 https://twitter.com/yamanaka_kan