元気の源　High Power Print vol.80 今更ながら読んでみました。【同志少女よ、敵を撃て】

4月の統一地方選挙。
皆さんの地区では選挙がありましたか？
選挙があった地区の方は投票に行かれましたか？
 
各地で驚くほどの低投票率に驚愕しています。
投票所に行くと思うのが、若い世代があまり見当たらない事。
自分達の未来は勿論の事、お子様の未来にも影響する大切な審判です。
是非とも投票に行きましょう。
 
当方56歳ですが『自分が生きている間にこんなことが起こるとは思わなかった。』がここ数年続いています。
・新型コロナウイルス
・安倍前首相暗殺
・ロシアによるウクライナ侵攻
・岸田首相襲撃事件
 
色々と考える中、今更ながら読んでみました。【同志少女よ　敵を撃て】
逢坂冬馬さんの作品で、2022年本屋大賞を受賞されています。
 
戦時のさなか、戦地から遠く離れた小さな村に幸せに暮らす少女セラフィマ。
突然相手国の兵士に攻撃を受け、母親含めた村人を全員殺されてしまいます。
危機一髪で自国軍の女性兵士イリーナに助けられ、紆余曲折を経ながら狙撃手として這い上がっていくお話です。
 
『読んで思った事＝戦争時はこうなるだろうという事』を箇条書きします。
・自国の立ち位置また自分の立ち位置が、戦争の正義の立ち位置になる
・自分だけは冷静を保とうと思っても、暴徒化した仲間の中にいると仲間に染まるのは時間の問題
・人を一人殺すまではとても越えられない高いハードルであるが、一線を越えてしまうと何の躊躇もなくなってしまう
・戦死すると、魂など宿らない　ただの肉片になってしまう
・戦場から生還しても、その後の人生は何らかの形でトラウマを引きずり続ける
※強調しておきますが、あくまで当方が読んで個人的に思った事です。
 
最後に、
いつ起こるか解らない台湾有事。
日本にとって対岸の火事ではありません。
現実味を帯びる昨今、当事国の政治力は本当に重要です。
 
編集後記
選挙期間中、興味深い地域の応援演説などをネットで拝見しておりました。
その時にある方が『対抗馬を陥れるようなネガティブキャンペーンを展開するのではなく、応援候補者の良いところを惜しみなく伝えましょう。』
はっと気づかされました。大人社会がこれを出来ていないと、子供のいじめは無くなりませんね。

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