見出し画像

精進料理に目覚める3歩前 #29

蛇口から  水を出せない。

ペットボトルの 蓋が開かない。

ないもの尽くしの人生に慣れるしかない。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。


いよいよ、アトピーさんが絶好調である。

だじゃれの方での紹介が先になってしまったが
久しぶりに出てこれて絶好調なワタクシの右手のアトピーさんに
海水浴してもらう為に海へ向かう。



浜辺をふらふら歩きながらアトピーさんが入りたいと言えば
ちゃぽんと海に入れ、

画像1

ゆらゆらと漂ってもらい

画像2

泳ぎ、時に浮かべながら

溺れそうだと言えば潮風を浴びて
3時間を過ごす。

ワタクシは無駄に濡れる必要性を感じていないので
アトピーさんの海水浴を激痛に耐えながら見守る。

ワタクシの貴重なだらだらする時間をアトピーさんと
アクティブに海へ出かける時間に費やしたのに

アトピーさんは相も変わらず
日に日に右手の専有面積を拡大させている。

もうアトピーさんに占拠された右手では
固く締められた蛇口を捻って水を出すこともできないし
何故か異様に固い炭酸水のペットボトルも開けられない。


これは。。。。

アトピーさん、
いよいよ

星を手にして全身を神々しく光を発して走り抜ける
赤いつなぎのおじさん並みに無敵ではないか。

このままではアトピーさんの欲しいままの状況になる。


そこで、ワタクシはある作戦を実行する決意を固める。

今まで右手さんに日常生活の操縦を委ねていたが
この操縦のうち右手さんに刺激が強すぎるものを
副操縦士である左手さんに代わってもらおうというものである。

掃除や洗濯、料理の下準備まで。

この際だから左手氏の活躍によって
ワタクシの感覚、空間認識力まで変えるほどの
働きをしていただきたい。

これまで30年以上副操縦士を務めてきた左手氏である。
困難こそあれど職務をこなすことができると
その能力をワタクシは確信している。


いざ、実践の時である。


掃除、洗濯、料理の下準備。
数々の職務をこなしいていく。


が、
しかし。30分後に残念な現実に気づく。

左手氏。
動きはマネすることができても
いざ実践の場に出てきたところで
体力がない。

今までどうやら右手氏が担う役割が多すぎたのだ。

左手氏の腕の外側が既に悲鳴をあげている。



これではまずい。


インターバル大作戦に変更して
時間をおきながら少しずつ体力をつけていこう。


これを打つ今も右手氏は指を広げることが出来ないので
まだ中指一本打法でキー坊を打っている。



さて。
久しぶりに食事でも紹介しようかい。

9月9日は重陽の節句というものであったらしい。
うむ。
食用菊か。

北の大地で生活していた時には
食用菊を育てて冷凍させて酢の物に使っていた。

こちらでは見かけた記憶もないのだが
取り敢えず買い物に出かけてみる。


店について店内を一瞥して確信する。




ない。


食用菊がないどころか台風の影響とかで
未だに冷蔵庫は棚だけを冷やしている。

手に入れたかった卵ですらまだない。

とぼとぼと家に帰り
ある食材で食事をつくる。

アトピーさんのお陰で腸が超敏感であるので
出来る限り優しいもの。

画像3

冬瓜はくたくたに煮付けて。
出汁と醤油と黒糖でコクと旨みを。

画像4

ふふふ。
冷凍庫からベビーホタテを発見したので
混ぜご飯。

画像5

味噌汁に入れてもいいみたいだし。
ホタテからでるのはいい出汁。

画像7

ごぼうと人参は酸っぱく煮て
最後に残った煮汁を高野豆腐に吸ってもらう。

画像6

作り置き分も。

画像8

こんにゃくさんには腸を超キレイにお掃除してもらおう。

画像9

先日チャーハンにした岩のりは
シンプルに白ご飯に載せて醤油を垂らす。

多分これが一番美味しい。


明日あたり島の豆腐やもやしが手に入ることを祈ろう。

冷蔵庫にはもう冬瓜ひとかけらしか残っていない。



そうだ。
アトピーさんの為に薬なし生活をしているのだが
殺虫剤やら何やらも止めたい。

しかし。

虫を無視しにくいこの暖かな土地では
遭遇率も高い。

家の中では蟻の存在あり。である。

未使用、写真用にしていた珈琲豆を
空き瓶に詰めてキッチンペーパーと輪ゴムで蓋をして
蟻の存在ありスポットに置いていく。

画像10

調べたところどうやら蟻さんコーヒーが苦手なようである。
効き目がアリであることを祈る。


家の外は外で新しい世界観が出来上がっている。

ネコに毎度追われるネズミの物語は完全に物語で

共存の一途を辿るばかりである。

今夜など7匹もネズミを取り締まる
パトロール部隊が出勤しているのに

反対側からはネズミの声が連なる
チューチュートレイン現象が起きている。

これはまずい。

チューチュートレインに呼び寄せられる
次なる刺客はハブであろう。

ハブの存在だけは省きたい。

その為にパトロールをさぼる寝子だちに代わって
チューチューたちの苦手な唐辛子をプレゼント。

どれほど効き目があるかはまだ分からないが
継続するのみ。


あ、そうだ。
写真ばかりあげてあまり説明してなかったが
バンシルー。

グァバで終わりにしよう。

画像11

種のゴツゴツや味で結構好き嫌いが分かれるが
栄養はかなり凄い。

腸は詰まるので要注意であるが
ビタミンCはレモンの比じゃない。

台風で全部落ちた可能性は大いにあるが
探しに行こう。

それではまた次回。



この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?