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10月23日 金曜日 「納豆はドレッシングです」

納豆、とくにパック入りで出汁が同梱されているもののことを、「ドレッシング」だと思っている。

この出汁、ぜんぶ入れるととてもしょっぱい。

ひところは「肉のハナマサ」で販売されている通称「黄色い納豆」を愛用していた。これは出汁がついていない代わりに4連パックなのである。お得! 

しかし私がまったく求めていない「からし」はもれなく添付されており、これがなくなったら5連パックになっていたのやも、と思うとからしが憎い。

そんな私の「黄色い納豆」ブームはいつからか終了し、よく行くメジャーなスーパーのプライベートブランド納豆(出汁&からし付)を購入するのが常となってしまった。ハナマサが遠いからだ。

はじめのうちは出汁を捨てていたものの、なんだかもったいない。この出汁だってまずいわけではないのだ。でも「半分だけ使う」というのも難しい。残り汁が飛散したら掃除が大変だ。

それならば、と思ってキャベツの千切りの上に納豆と出汁をぜんぶのせたらとてもおいしかった。納豆のしょっぱさも、キャベツの千切りが加わるとちょうどよいくらい。

これを境に、私は納豆のことを「ドレッシング」としてカテゴライズすることにした。

冒頭の写真は今日の晩ごはんである。いつものように大きなプレートにレタスと敷き詰め、その日のおかず(納豆含む)を乗せる。

おかずがまとっているソースや出汁が見事にドレッシング化し、使う皿も1枚で済むうえにレタスがたくさん食べられるという大発明なのだ。ちょっと見た目が悪いだけのこと。

(ちなみにもっとも見た目が悪いのは冒頭写真の左手に写った茶色いドロドロであるが、これは前日の味噌煮の残り汁にオートミールを入れてふやかしたものである。いわば、ねこまんま)

私はこのスタイルを愛しているので喜々として食べるが、傍目には美しいものではないのはよくわかる。夫も共感してくれていないため、彼にはちゃんとした定食状態で提供する。そのくらいは、さすがにがんばる。

しかしオートミールの見た目がひどくて愕然とした。おいしいんですよ……


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