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校内ポータルサイトで校務のDX化を推進その2

 勤務校では校内の情報共有をサポートするために、校内ポータルサイトを作成しています。校内ポータルサイトは、Googleドライブ上に保存した様々な情報へアクセスするための校内でのみ利用する「入り口サイト」です。
 情報を一か所に整理することで、アクセスの手順がシンプルになります。また、対応の漏れや二重対応の防止にもつながります。さらに、情報の周知が迅速になることやペーパーレス化もメリットとしてあげられます。

 校内ポータルの概要についてはこちらにまとめていますので、よければご覧ください。「校内ポータルサイトで校務のDX化を推進

 運用しながら散らかっている情報に整理を加え、新たな機能を付加しています。運用しながら必要に応じてアップデートを加え改善しています。
 最初の記事で紹介したものから、もう一歩進んだ校内ポータルを紹介します。

①には分掌で作成した資料(教務だより、週予定、職員室通信、運動会や学芸会などの係提案等)へのリンクを置いています。リンクであることがポイントです。なぜなら、時期になってトップページにコピーをするだけで、そのまま利用することができるからです。


②は「○○小の教育」です。クロームブックを持ち歩けば全ての情報を端末で確認することできます。知りたいと思ったときにすぐ情報を取り出せます。

③は本校の業務ガイドです。学校生活のことや持ち物、物の置き場所までをまとめています。これも知りたいときにすぐ情報を取り出せます。

④は中学校の校内ポータルへのリンクです。先日、中学校にも同じものを作りました!小中の教員が互いの学校の校内ポータルを行き来できます。もちろん、他の学校や外部からはアクセス不可です。

⑤は小中一貫教育の取組へのリンクです。合同授業の指導案や6年生の中学校登校や部活見学、中学校の入学説明会など、必要な情報を共有しています。共同編集ができるので変更があれば即修正、共有。常に最新の情報に更新される点が優秀です。

⑥は小中一貫教育で行っている教科系統表です。重点単元などを小中で設定しています。

⑦は校内で取り組んでいるフォームドリルを一覧にしています。⑯とある左側の列は編集用のフォームへのリンク。⑰の右側が児童へ配布用のリンクです。フォームの配信は担外が行っていますが、ここから全校の提出状況や回答状況を確認することができます。基本的に外部からは見られませんが、個人が特定される氏名などは入力しないようにしています。

⑧は研修情報へのリンクです。

⑨は外部サイトへのリンクです。

⑩は校内でmeet配信を行う際に使用するリンクです。今までは職員用のクラスルームからmeetに接続をお願いしていましたが使うたびに「どこそこのクラスルームを開いて、そこのmeetに参加して…」という説明が煩雑でした。これも校内ポータル上に設置することで解決できると、先日気づきました。

⑫は日報です。中学校の先生も書き込みができます。先日も小中連携した取り組みについて、中学校の担当の先生から書き込みがありました。隣に座ってる教務主任と「こんなこともできるのか!」と驚きました。

⑬職員会議の資料へのリンクです。令和4年度3月の職員会議から情報をGoogleWorkspaceで行うことにしています。いずれ紹介したいと思っています。上書きが基本となるような職員会議の内容の編集や提案の再確認に今の時点でかなり便利です。

⑭行事計画です。小中の校内ポータルにリンクがあることで、連携が必要な会議や調整が必要な行事などの確認に便利です。本当にかなり便利です。

⑮は現在進行形の作業用ファイルへ、連絡事項、行事の提案文書や実際に使用するスプレッドシートやスライドなどへのリンクをまとめています。校内で進行中の準備や保護者向けの説明を共有しています。


 このように、勤務校では校内の情報共有をサポートするために、校内ポータルサイトを作成しています。校内ポータルサイトは、Googleドライブ上に保存した様々な情報へアクセスするための校内でのみ利用する「入り口サイト」です。
 学校のDX化を推進するうえで、有効な取組の一つだと考えています。

 ICTを担当していていつも思うことは、一人として置き去りにしてはいけないということです。
 苦手な人やこれまであまり活用していなかった人、退職まであと数年で新しいことを覚えることに負担感を感じている人、、、
 職員室の現状を分析して、そんな人たちを含めて、全員が使いやすい仕組みを考えること、必要なサポートを行うことがICTを担当する人間に必要なことだと考えています。共感することからスタートしましょう!!


 



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