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【TENJIKU小鹿野】移住もワーケーションも楽しめる!奥秩父・小鹿野町は人情の町だった
「移住」や「ワーケーション」という言葉を耳にするようになってきたここ数年。実際に体験してみた人、気になっている人も増えているのではないでしょうか。
今回は、埼玉県の奥秩父にある小鹿野町(おがのまち)にて、小鹿野町職員の南さんに「移住やワーケーションについて」ざっくばらんに伺いました!
奥秩父って不便じゃないの?仕事はあるの?人間関係ってどうなの?このあたりが気になっている方、ぜひ読んでみてください!
【小鹿野町の職員、南さんはこんな方】
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南義泰さん(30代)
秩父市出身。現在「小鹿野町まちづくり推進室」ではたらいている。
小鹿野町には祖父母が住んでおり、小さい頃からよく訪れていた。一度は東京で就職したが、「小鹿野は思い出がたくさん詰まっている大切な場所。小鹿野の人のためにはたらきたい!」と転職を決意。現在は、移住やワーケーションの企画などを行い、小鹿野の魅力を発信している。
移住やワーケーションで注目される小鹿野町とは?
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ーー小鹿野歴が長い南さん。小鹿野はどんな場所でしょうか?
小鹿野町は、西武秩父駅から車で40分くらいの場所にあります。池袋からだと電車とバスで2時間ちょっと。都心から割と近いのに、自然豊かなところが魅力です。お祭りもさかんで、コロナ前の秩父では、毎日どこかしらでお祭りが行われていました。”お祭りが生きがい”という方も多いです。
ーー都心から近いので、リフレッシュに訪れる人も多そうですね。
はい。小鹿野は移住やワーケーションで注目されはじめました。ただ、町の人口自体はどんどん減っていて、特に子どもの数は年々少なくなっています。移住やワーケーションで町に人が来てくれると、にぎやかになって活気が戻ってくるのではと期待しています。
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ーー小鹿野町の人は、町外から来る人をどのように思っているのでしょう?
町の人たちは、外から来る人が気になってしょうがないみたいです(笑)小鹿野の魅力は”人”です。田舎はどこもそうかもしれないけど、本当に人情味に溢れた人ばかり。みんな「来てくれる人のために何かしてあげたい」と考えていて、町の取組みにも協力的です。
「おれが空き家を探すぞい!」力を貸してくれる町民たち
ーーそうなんですか!町民は頼もしい存在ですね。
小鹿野町はきゅうりが有名です。以前、きゅうりの生産者を増やすため、町外から移住者を呼びこむ取組みをしていました。すると、地域のおじいさんを中心に「おれが空き家を探して町外の人いれるぞい!」「農地を特別に安く貸してやるよ!」と一緒になって移住支援を手伝ってくれました。
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ーー素敵ですね。温かく迎えてくれると、町外の人も入っていきやすいですね。
そうですね。また、ワーケーションを企画したときも、地域の人が大活躍してくれました。夏休みを利用したワーケーションでは、親が仕事をしている間に子どもたちを近くの広場で遊ばせます。
一緒に遊んでくれるのは、地域の元教師のおじいさん、おばあさんたち。みんなで竹馬を作ったり、外で遊んだりして子どもたちは楽しそうにしていました。親も安心して仕事ができますし、なにより参加したおじいさんたちが「楽しかった!」「これは生きがいになる。また手伝いたい!」と嬉しそうに言ってくれたんです。
移住もワーケーションも、町内外をとわずに関わる人みんなに楽しんでもらえている。これらの取組みにはいろいろな可能性があると感じています。
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移住者がつながりやすいコミュニティとお仕事
ーー実際に移住した方はどんな仕事をしていますか?
移住者の多くは「地域おこし協力隊」の制度を利用しています。3年間は補助金が出て、その後は独立してもらうシステムです。この制度を使ってお酒の製造を始めた人、移住促進事業をする人などさまざまです。起業以外だと、農業の道へ進む人もいます。
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ーー移住者同士でのつながりもあるのでしょうか。
移住者同士は結構つながっています。小鹿野では、移住者が次の移住者の支援をすることも多いのでつながりが生まれやすいんです。地域のおじいさんたちも移住者を気にかけてくれるので、都会よりも人間関係は築きやすいかもしれません。近所の人が、家の前に野菜を置いていってくれるなんてこともよくあります。
ネックは交通の不便さ。でも町中に住めば案外快適◎
ーーつながりが多い環境は安心ですね。反対に、小鹿野町での生活で不便な点はありますか?
小鹿野は交通が不便ですね。鉄道が通っていないので、東京に出るためには、まずバスに40分乗らなければいけません。ただ、町にはスーパーや飲食店、ドラッグストアや病院が揃っている。コンパクトな町なので町の中心部に住めば、徒歩や自転車でじゅうぶん生活できます。
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現に、運転免許を持たずに移住してきた方もいます。最近はオシャレなパン屋やカフェも増えてきました。若い方からお年寄りまで楽しめる町になってきたように思います。
ワラジカツの食べ比べもおすすめ!
ーーたしかに町の中心にはスーパーや飲食店、パン屋も充実していますね。
小鹿野は人も素敵だけど、ごはんが美味しいことも魅力のひとつです。とくに秩父名物のワラジカツがおすすめ。ほとんどの飲食店で食べれますが、各店舗で味がまったく違う。甘いソースだったり、しょっぱめだったり。それらを食べ歩きするのも楽しいし飽きないです。
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私も20店舗くらい回って食べまくりました(笑)食べ物が美味しいのは、暮らしの中の大きな楽しみになります。
ーーそれは魅力的ですね!町のコンパクトさに食べ物のおいしさ。小鹿野の良いところをたくさん知れました。
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ーー最後に、小鹿野に移住やワーケーションを検討している人に向けて一言お願いします。
いきなり移住というとハードルが高いですよね。まずは観光や移住体験でぜひ小鹿野町に来てみてください。町の人も楽しみに待っています。山に囲まれた静かな町で、ぜひリフレッシュしていってください。
【おわりに】
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今回は、小鹿野町民のために熱い思いで働く南さんにお話を聞きました。移住やワーケーションが盛り上がってきた今だからこそ、参加することで「一緒に町をつくっていく」臨場感を感じることもできそうです!
小鹿野までは、都心から電車とバスであっという間。池袋からだと特急を使っても交通費は片道二千円かかりません。移住って気になるな。ワーケーションしてみたいな。そんな方はフラりと小鹿野に遊びに行ってみましょう。小鹿野町の方々が、あなたの到着を楽しみに待っていますよ。
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