我々はなぜ我々だけなのか 第1章 3

講談社・ブルーバックの「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち」を読みながらノートをとったり、まとめたり感想を書き留めたりしています。

初期の猿人、猿人の次に現れたのは原人でした。原人になると脳が格段に大きくなり、歯やあごが小さくなるそうです。そういえばSF小説なんかで、未来の人間は頭がとても大きくなってあごはずっと小さくなって、逆三角形型の頭になるっていうのがありますが、意外と的を得ているのかもしれません。

最も古い原人はホモ・ハビリスでした。ホモ・ハビリスのホモは属の名前で、私たちはホモ・サピエンスですから、ホモ・ハビリスとは同じ属だということになります。ちなみに私たちの共通の祖先といわれるルーシーはアウストラロピテクス・アファレンシスでアウストラロピテクス属です。またラミダス猿人はアルディピテクス・ラミダスでアルディピテクス属です。ホモ・ハビリスが地上に現れた初めてのホモ属、私たちと同じ属の人類です。脳の大きさは600㏄~800¥㏄でした。脳の大きさはホモ・ハビリス以降急激に大きくなっていきます。

そしてホモ・ハビリスは石器も多く使用していました。猿人から原人の間には大きな飛躍があったようです。ただ、ホモ・ハビリスはアフリカを出ることはありませんでした。

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