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細胞の中の分子生物学 第1章 9

講談社・ブルーバックスの「細胞の中の分子生物学」を読みながらノートをとったり、まとめたり感想を書き留めたりしています。

この本には各章の終わりに関連する内容にもう少し踏み入って説明してくれています。まずはDNA鎖の向きについて。DNAやRNAには向きがあるんだそうです。塩基どうしが対になるときに一方のヌクレオチドと他方のヌクレオチドとは天地が逆さまになっているというのです。

実は、私もヌクレオチドどうしの結合を学んだ時に、化学式をくっ付けようとしたら、一方を逆さまにしないといけなくて、あれー?って思ってました。


五炭糖の説明の箇所で炭素(C)に1’、2’、3’、、、と番号が振ってあったんですが、あんまり気にせず読み飛ばしてました。じつはこれは大切なポイントだったようです。DNAの五炭糖の場合、C1’にはOH、C2’にはH、C3’にはHとOHがというふうに決まっているようです。そしてC1’に結合しているOHが塩基と結合しているんですね。その結果、2本のDNA鎖が結合するには一方のDNA鎖がもう一方とは逆向き(天地が逆さま)になります。なるほどそういえば、だから私が書いた化学式も塩基どうしを繋げようとすると、片方をひっくり返さなくてはいけなかったんでした。

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