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夢を夢のままに終わらせない方法。

おはようございます。
皆さん、「いつか叶えたい」って夢はありますか?

夢は、叶ってますか??
僕は、20歳の時に親友を亡くし、「こんなにあっけなく人が死ぬんだったら…人に決められた人生ではなく、自分の人生を生きよう」と30歳までに起業することを決め、実際に29歳で起業することができました。

それまでにたくさんの本を読み、今でも本が好きなので毎日本を読んでいます。自分が書店でピンときたものから、人に薦められたものまで幅広く…そうした中に、成功哲学の本が多数ありました。

僕の小さな成功体験は、「もしかしたら上場会社を立ち上げた立派な経営者たちの経験よりも役に立つ人がいるのかも知れない…」とか「自分が生きてきた証をどこかに残していきたい」という気持ちでnoteに思いつつままに考えを残しています。

夢を持ったら紙に書く

夢を実現させるために確実な一歩は、「夢を紙に書く」ことです。

たかだか、「紙に書く」ことですが、ここまでの人生で多くの方の話を聞いてきましたが「いつかやりたいんです!」とか「長年の夢なんです!」って人の大半は、話の中だけで実際に計画ベースまでそれを落とし込んでいる人はほぼいません。

1人の女性が夢に見たお店

10年近く前ですが…1人の若い女性から「相談に乗って欲しい」と連絡が来ました。彼女は、僕の友人のお店で働いているアルバイトのスタッフ。直接の知り合いではありませんが、店主の許可をもらって僕に連絡を取ってきたそうです。

「ずっと夢に見ていることがあって…」「いつか叶えたいって思っているんです!」と、お決まりのセリフ。

「実際に計画している何かあるのですか?企画書とか…そういったものはありますか?」

「これ…汚くって恥ずかしいんですけど…」

きれいな付け爪にマニキュア、ファッションモデルのような彼女の風貌から少しかけ離れたボロボロのノートが出てきた。

「自分がいいな!って思ったお店とか、小物とか…実際にお店持った時に絶対これほしい!ってものをスクラップしてるんです」

彼女が毎日持って歩いているのであろうノート。日々それを眺めながら、メニューを考え、雑誌を切り抜き、自分のお店のイメージを膨らませてきたのだろう。

ノートを見ただけで、彼女の起業への思いが伝わってくる。そのいじらしいばかりの時間に…涙が溢れてきた。

「ここまで企画が形になっているのであれば、この話って本気で進められると思うよ。商工会議所に相談に行ってみよう!」

当時、若年者の創業とか女性起業家の育成に力を入れていた商工会議所。取材を通じてそれを知っていた僕は、その日に彼女を専務に紹介した。

創業にあたって、紙ベースの企画書に落とすこと、雇ってもらっている店主への確認、お店探し…やらなきゃいけないことは山ほどある。

店主には前々から伝えてあったそうでスムーズに応援を約束してもらったという。

「やまさきさん!お店の候補が見つかったんです!しかも居抜きで入れそう!!」

物件の返事の期限が迫っているという。
すでに商工会議所から無担保での融資の話も確認済み。

「実は…親は反対してるんです…自分たちも飲食店を経営しているので飲食の大変さはよくわかっているから…って。でもやりたいんです。ずっと、親の背中を見てきたから、あんな風に自分のお店やってみたいって思ってきたんです!」

「その気持ちを素直に伝えてみたら?自分の一番身近にいる人に応援してもらえない事業はうまくいかないよ」

しばらくして…
「親とちゃんと話してみたんです。自分の思いを伝えて。応援してくれるって!」目に涙を浮かべながら彼女は微笑む。

物件は滞りなく借りられ、融資も無事におりた。店舗は順調にオープンして彼女は20代半ばで自分の店を持ち夢を実現させたのです。

彼女は自分の夢を詰め込んだノートを毎日毎日見つめ、時間のある限りその夢に愛情を注ぎ込んで生きていました。

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