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ニューバランスが大好き。


今回は、僕の大好きなNew Balanceについて話していきたいと思います。と言っても、実は僕自身も歴史や魅力について知らないところが多いのでじっくり調べながら説明していきます。

・New Balanceの歴史

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1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを直す
矯正靴の製造メーカーとして、ニューバランス社は誕生しました。
社名の由来は、履いた人に"新しい(new)、バランス(balance)"感覚をもたらすことによります。そして1972年。6名の従業員と日産36足の生産規模であったニューバランス社を、一人の青年が買い取ります。青年の名は、ジェームス・S・デービス。現New Balance Athletics Inc.取締役会長です。

わかりやすい由来ですね。そしてその理念は実現できていると感じます。足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学への深い理解があるからこそ“新しいバランス”そして“新しい価値”を創出できたのですね。

また人気のスニーカーメーカーの中では、非常に歴史の深いブランドであることがわかります。

New Balance:1906年/CONVERSE:1908年/Adidas:1949年/NIKE:1964年

歴史だけでは、その魅力は語れないかと思いますが創業から今日に至るまで“新しいバランス”を生み出し続けている姿勢には感銘を受けます。

・圧倒的なクラフトマンシップ

ニューバランスのマーケティングは非常に優れており、それに付随して前項で述べた品質や技術が人気の理由であると言えます。そのクラフトマンシップに優れたマーケティングが加わることで、強固なブランドイメージが形成されるのですね。

ニューバランス取締役の『ジェームス・S・デービス』さんとユナイテッドアローズの『栗野宏文さん』の対談でもクラフトマンシップが光る、面白いエピソードがありました。

栗野:過去に発売されたイギリス製のモデルだったと思いますが、ニューバランスのイギリス工場で働く職人の名前が明記されたシューズが発売されたことを覚えています。私はそのように靴だけでなく、その背景に込められたディテールがとても好きなんです。お客様はプロダクツと捉えても、職人からしたらプライドを持って靴を製作しているから、1つ1つの製品が子供のようにたいせつな物ですもんね。デービス:頑張って働いてくれているスタッフたちがどんなことをしているかを世間に向けて示せば、彼らも自分たちの仕事に誇りを持てるし、喜んでくれますからね。会社や仕事に対して、愛着を感じられるようにすることが大事だといつも思っているんです。

また、ニューバランスにはスーパーチーム33という熟練クラフトマン集団がいるらしく最も歴史の深いスコへーゲン工場ではライフスタイルシューズを生産するため、高級な革素材を取り扱うことも多いくデザインとディテールを重視するため、ステッチングから手作業によるマーキング、生地パーツの接合まで、熟練の技を駆使する精密な作業を職人が日々行っているという。

もはや、革靴職人と同じような感覚すら覚える圧倒的なクラフトマンシップがニューバランスには存在する。安価に大量生産をして売り上げを伸ばすのではなく、ニューバランスのブランドコアはクラフトマンシップであると顧客に表現することによって他のアスレチックブランドとの差別化を図っている。

・ニューバランスを愛用する著名人

ニューバランスを愛する著名人は多い。かつてスティーブ・ジョブスがM991や992を愛用していたことやM1300をラルフ・ローレンが愛用し、『まるで雲の上を歩いているようだ』とまで絶賛したことは有名な話。また、日本では音楽家の坂本龍一さんが990シリーズを愛用している。

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このような影響力の高い著名人が愛用していることで人気が高まる。これは偶然ではなく、クラフトマンシップによる当然のサイクルだと言える。

また、ニューバランスはファーストシューズ(歩き始めの赤ちゃんが初めて履く靴)として選択されることが多いという。ニューバランスではECサイトでも足長と足囲で選べる様になっているためであろう。そして、ニューバランスを履いた子供は、成長過程で他ブランドの靴を履いたとしても、ある年齢になると一定数がニューバランスに戻ってくるそうです。

この様なサイクルの中に、父親が息子にプレゼントとして贈ったり親しい友人におすすめしたりという文脈が加わりニューバランスファンが枝分かれに増えていくのだと思います。(身近にいる人がインフルエンサーになることが多い)

・好きな型番

ニューバランスの特徴の一つに種類が型番によって分かれている点が挙げられる。僕の愛用しているニューバランスは990シリーズ。990シリーズの最新作“990v5”の発売を記念した990ミュージアムというイベントが開催されるほど、ニューバランスの中でも人気のあるシリーズです。

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こういう型番やUK派US派が分かれることによって、顧客の中に連帯感が生まれるのも面白いですよね。

外出自粛でニューバランスが活躍することが少なくなってきていますが、外を自由に歩き回れる日を願ってこれを機にもう1足買ってみようかと思いました。

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