敵の只中で支配せよ:聖書をめぐる旅 12/31

12/31(金)
紅白歌合戦を聞きながら、今年最後の投稿です。歴代誌下3章は、神殿の大きさから思わされたこと。詩編110篇は、理不尽な人生の中で、どこを見るべきかを考えてみました。

歴代誌下3章 

1ソロモンはエルサレムのモリヤ山で、主の神殿の建築を始めた。そこは、主が父ダビデに御自身を現され、ダビデがあらかじめ準備しておいた所で、かつてエブス人オルナンの麦打ち場があった。
3神殿建築のためにソロモンが据えた基礎は、次のような規模のものであった。奥行きは古い尺度に従って六十アンマ、間口は二十アンマ。 4前廊は、奥行きが神殿の間口と同じ二十アンマ。高さは百二十アンマ。彼は純金で内部を覆った。
15彼は神殿の前に二本の柱を作った。高さは三十五アンマ、頂の柱頭は五アンマであった。
17その柱を聖所の正面の右と左に一本ずつ立て、右の柱をヤキン、左の柱をボアズと名付けた。

→ソロモンが作った神殿の大きさは奥行60アンマ×幅20アンマ×高さ30アンマです。メートルに換算すると、
奥行27.7m×幅9.2m×高さ13.9mとなります。
ちなみに、バスケットコートが長さ28m×幅15m×高さ7m以上ですから、
細めのバスケットコートで、高さがその倍以上になります。
(歴代誌では高さ120アンマ(55.4m)とあり、18階建ての建物に相当します)
 神殿の入り口に立っている柱は35アンマ(16.1m)とあります。
奈良の大仏の高さが15mですから、とんでもなく大きな柱が入り口に立っています。この柱には名前がついていて、右には「ヤキン」左は「ボアズ」。
ヤキンは「主が堅く建てる」、ボアズは「力を持って」という意味で、2つを合わせると、「主がご自身の家を力をもって建てる」という意味になるそうです。
 おそらくこの神殿の入り口に立った人は、神様の大きさをとんでもなく大きいと思ったのではないでしょうか。
私たちも、神様を小さく地元にだけ影響力がある程度だったり、気まぐれでただ人間を見守っているだけの存在のように小さく見積もっているかもしれません。本当の神様の大きさは、16.1mの柱どころか、この宇宙を作られるほどの方です。星の光を見上げる時に、この高さ以上の方を畏れを持って思います。そのような方が、私たち一人ひとりを大事な存在として、関わってくださることに感謝します。
 慈しみ深い神様に、今年1年を感謝したいと思います。


詩編110編

2主はあなたの力ある杖をシオンから伸ばされる。
敵のただ中で支配せよ。
4主は誓い、思い返されることはない。
「わたしの言葉に従って
あなたはとこしえの祭司
メルキゼデク(わたしの正しい王)。」
5主はあなたの右に立ち
怒りの日に諸王を撃たれる。

→「敵のただ中で支配せよ」
教会の預言のミニストリーで、
私について語ってくださった方が次のようなイメージを話してくださいました。
「嵐の中で、ボートを一人で漕いでいる。しかし、そのボートには、天から棒のようなものがつながっていて導いている」と。
 新約聖書には、嵐の中を海の上を歩いてきたイエス様に、ペトロが私も歩かせてくださいというシーンがあります。ペトロは、イエスキリストを見ていた時は海の上を歩いていたのに、嵐を見たときにおぼれかけます。
 どうやら私の人生には、嵐があり、雹がふるような大嵐のようですが、天をみあげると必ず神様が導いてくださいます。さあ、一人で漕いでいるボートに、どれだけ多くの方を乗せられるかチャレンジしたいと思います。
 今年1年、noteをはじめられたこと、継続できたことに感謝します。
読んでくださった方の人生に、神様の豊かな祝福がながれますように!


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