【祝完売!】文学フリマ備忘録
こんにちは、無事にオランダへ帰国したものの、ホームシックが募ってサブウェイでサンドイッチを食べながら泣いた私です。
ハクの作ったおにぎりを食べて泣くのなら分かるけど、知らん髭面のおっちゃんが作ったサンドイッチで泣くってなんやねん。
全然食べ慣れた味じゃなかったわ。オリーブ抜いてって言うの忘れた。
さて、9月11日に文学フリマ大阪へ参加してきました。
何年後かにまたこういう即売会に出られると願って、箇条書きに備忘録を書きます。途中で嬉しさが爆発する様をお楽しみください。
【主な宣伝方法】
自分のX、フォロワー4000の友人インスタグラマーに協力してもらう(一回だけ)、私が本を出していることを知っている友人への告知(二人だけ)
『同人誌は宣伝が9割。』という名著がある通り、鵜呑みにして参加が決まった時からテンションに任せて1日一回投稿。
まあまあの知名度を誇るグルメ系グラマーの友人も宣伝してくれた。
経緯は「お前インスタでも宣伝しなよ」「嫌だ」と言い続けていたらかわいそうに思ったのか投稿してくれた。自分でやれよ、って?そうですねおっしゃる通りです面倒です嫌です。
【購入経緯】
通りすがり、フォロワーさん(一人だけ)、手伝いに来てくれた友人(前述の二人のうちの一人)
多分この二択しかない。
「ん〜動くのめんどっちぃなぁ」と見本誌を置きに行ったのが14時ごろ。その時点で2/3以上売れていたので、見本誌のパワーは感じなかった。
次があったら朝のうちに置きに行きます、無精すぎるぞ。
【目玉商品】
オランダで生活していて、本の内容もほとんどオランダ。
しかもオランダから日本に遊びに来る友人がいたので、オランダ土産を持ってきてもらい、目玉商品として用意していった。
それがXで少しバズったミッフィー型ボトルのシャンプー!
本がメインじゃないの?
『パン屋ではおにぎりを売れ』という名著がある通り、本屋ではシャンプーを売ろうかなと考えまして。
めちゃくちゃかわいいので1時間半で全匹いなくなりました。その後のブースの閑散具合ったらもう。
このミッフィーだけで元(ブース代)が取れるように計算していたので万々歳・・・と言いたいところですがちょっと足らず。次回からはそういう賢い計算もしたい。
【こだわった展示方法】
・隣のブースに行くに従って高さが下がって邪魔をしない
・オランダの国旗をテーブルに敷く
・気味の悪い私物の人体模型を置くことによりひとまず目線を頂戴する
・向かって左端から売りたいものを置いていく(目線移動の理論をツイログで読んだ)
・文学フリマのおしながきに記載していたサークルロゴ(牛さん)をでっかく印刷する
・下のデッドスペースにおしながき垂れ幕を作る
・値札は赤と黄色で見やすく、安いと感じやすくする
・名刺はお客さんが自由に取れるスペース+自分のお釣りなど置くスペースの2箇所に配置し、名刺を取っていなさそうな購入者にも配れるようにする
・ラミネートは惜しまない
・オランダカラー(ダッチブルー、オレンジ)で売り場を統一
【いらんかったもん】
・クイックルワイパー
スーツケースに固定し、A2のポスターを貼ろうと思ったが、ブースが端っこだったので友人用に借りたもう一つの椅子に貼るだけでよくなったため。
・百均のポストカード、名刺スタンド
よく探したら物屋敷の実家に数個、百均のものよりしっかりした名刺スタンドやポストカードスタンドがあったため。製品が悪かったのかバランスが良くなかったので、YTで検索し牛乳パックで自作したブックスタンドが最適だった。
・遠慮する心
ブース前で立ち止まったお客さん(になるかもしれない素敵な人)には積極的に話しかけた。だってせっかくの一度限りのイベント!立ち話から購入に繋がるケースが多かったように感じる。
【用意すればよかったもの】
・『撮影可』のPOP
「人体模型撮ってもいいですか?」と聞かれることが多かったため。とはいえ、みんな部屋に一つくらいは推しの人体模型があるものだと思っていたのであんなに聞かれるとは事前に予想できなかった。
・プラ可燃の2種類のゴミ袋
適当にリュックに突っ込んで後で分別すればいいと思っていたが、用事が立て込んでいたため”後で”が3日後になった。そこから分別するのは億劫だった。帰宅してすぐに捨てられる状態にしたほうがよかった。
【楽しかったこと】
ここから不意にあなたのことを書くかもしれないのでギョッとして下さい。
・たくさんの方とお話しできた
「革ジャンを出したことは知っていたがポルノグラフィティは人体模型まで出していたのか」というまあまあポルノを知っている方。
「これポルノのグッズですよね」という完全に同じ沼に浸かっている方。
「え?臓器取り出せるんですか?逆に付け替えたりできますか?」という理学生っぽいけど変態趣味も持ち合わせていそうな方。
「オランダに行ったことがあります、もう20年も前だけど」という私よりオランダ先輩の方。
「オランダでホステルに泊まったけど日本人に会わなかったなぁ」という私とニアミスしていた方。
「オランダと言えば大麻なんですけど、そのあたりについては書いていますか?」というえらい具体的で何かの所持を疑いたくなった方。
・ブース周辺の皆さんが優しかった
「トイレ行きますか?」など、声がけを頂いて頻尿の私はありがたかった。頻尿だが、緊張していたらしく全然トイレに行かなくてよかった。水は1リットル消費した。
・勢いのあるイベントだった
公式発表の通り、前回の2倍の来場者が訪れたとあって全時間帯を通して人人人、雪崩のように人だった。活気があって胸が躍った。
・キッズたちとも触れ合えた
赤ちゃんがじーっと人体模型を見てベビーカーで連れられて行った。さっきまでギャン泣きだったがその瞬間だけピタッと泣き止んでいた。
子供が人体模型を指差し「なにあれ?」と言いながら近づいてきたが親が制しているのを目撃した。懸命なご判断だと思う。
・全部楽しかった
そう、全部楽しかった!嫌なことなんて一つもなかったわい!勇気を出して参加してよかったわい!
【まとめ】
・キャッチーな目玉商品を作ってよかった。
・「引くかな?」と悩んだが視線を集める目的で人体模型を持参してよかった。いや私この記事で何回人体模型って書いたんだよ。
・普段は電子書籍で活動しているので、読者と対面できて創作の励みになるイベントだった。
・ここまで読んで頂きありがとうございました。
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