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【不定期・小説】アマビエ様#2

 ようやく、バイトが終わったので酒を買いにコンビニに向かった。

 店に入ると、空の棚が目立つ。カップラーメン、レトルトカレー、缶詰、冷凍食品、保存の効く食品の売り切れが目立つ。

 空の棚は、私の心を不安にさせた。コンビニの棚に、商品がきちんと並んでいると安心する。ちゃんと流通や経済が、回っていると実感ができる。

 素面でなんかいられない。私は、手っ取り早く酔うために、アルコール度数が9%の檸檬チューハイを2本カゴに入れてレジに並んだ。

 家に帰り、酒を飲みながらスマホでTwitterの画面を開いた。そして、「アマビエ」と検索した。

「アマビエ」とは、水中の中から光輝く姿で現れ、豊作や疫病の予言をする言い伝えのある日本の半人半魚妖怪の事だ。

 今、ネットでは疫病退散のご利益があると言われる、「アマビエ」のイラストを描く#アマビエチャレンジなるものが、はやっている。

 色々な人がネットで、「アマビエ」の作品を作っていて、見ていて飽きない。

つづく

↓アマビエ様#1はこちら↓


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