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\昨日の特選素材~トビウオ/

昨日は超久しぶりにトビウオの干物を作りました!!

トビウオはそのまま食べると味があまりなんですが、ちょっと堅めに干すとほんのりと味が出てきてご飯とおかずとして゛ちょうど良い゛感じの味になります。

ただし、トビウオは基本的に脂がないので脂がのっている方が良い、という方にはあまり向かないんです。
さすがに「飛び魚」というくらいで敵に襲われそうになると背鰭をグライダーのように広げて海をジャンプして飛びますから、さすがに肥満体では飛べない・・・。中には陸上のトラック1週分を飛べる個体までいるそうですから海中にいる敵も追いつけないでしょうね!!

「それじゃカモメとか海鳥に食べられちゃうんじゃないの?」
と思う人もいると思います。確かに海鳥に捕獲される場合もあるんですが、実は海に良くいるカモメよりトビウオの方が飛ぶ速度が速いらしい!!
さらには飛んでいるときに急カーブや急ブレーキも多彩に使いこなせるので、なんとか捕獲されずに生存できるようです。

海の生き物でこれだけ滑空できる魚はトビウオのみなんだとか!!
「芸は身を助ける」とはホントにトビウオにピッタリなのかもしんない!!

閑話休題

さて、全然違う話になるなんてすが
弊社にある質問がありました。

「干物は゛賞味期限゛で売っている物と゛消費期限゛で売っている物がありますけど、どっちが正しいんですが?」

弊社では「賞味期限」で販売しているのですが、質問頂いたお客様の近くのスーパーでは「消費期限」で販売されているようです。

以前も書きましたが「消費期限」と「賞味期限」の違いはざっくり言うと

消費期限→この期限が過ぎたら絶対に食べないで下さいね! もしお腹が痛くなったり、最悪の場合死んだとしても知らないよ!!

賞味期限→この期限まで味は保証しますよ!! この期限を過ぎても食べられるっちゃー食べられるけど美味しくないかもしんない!?

という意味になります。

それでは本題の「どちらが正しいか?」なんですが・・・実は「どちらも正しい」が正解なんです・・・。

「なんで?」と思う方も多いとは思いますが、実はどちらを付けるかはメーカーに任されているからなんです。

弊社の見解としては「干物は焼いて食べる食品」なので地球上もっとも滅菌効果のある゛焼く゛という作業が食べる前に必ず入るので「この期限を過ぎると脂が酸化して美味しくないかもしれないけど食べられる」という認識の元「賞味期限」にしています。
【干物を焼かないで食べる人がいれば話は変わってきますが、干物を焼かないで食べる人はいるのかなぁ? 焼かないで食べたら不味いだろうなぁ~、食べたこと無いんですけど・・・】

この賞味期限や消費期限は平成7年から法律化されました。意外と最近ですよね!!
それ以前は食品に期限はありませんでした。
これも「なんで?」と思う方も多いと思いますが、昔は食べて「変な味がする!?」と自分で食べられるかどうかを判断してました。私も子供の頃にはこの判断方法で「あれ!?この食べ物はなんか酸っぱい」とか「苦い」とかで「こりゃ食べられないな」と一度口に含んだ食品をはき出して「これ、食べられないと思うよ」と親に言っていた記憶があります。かなり原始的な方法ですが・・・これでも今で言うフードロスの削減にはなっていたんだと思います。【よく食中毒を起こさなかったなぁ~。考えて見れば両親には「猫は落とした物を食べても大丈夫なんだから、人間でも大丈夫に決まってるだろ!! もったいないことをするな!!」と、今では考えられない会話があったなぁ~。】

ちなみに昭和の時代は「熱を加えれば必ず食べられる神話」がありました。
それは何かというと古くなった食品は焼いたり煮たりすれば食べられる、というものです。
この神話で考えると、賞味期限の切れたもの【例えば刺身だとか総菜だとか】でも場合によっては食べられます。
消費期限はあくまで「刺身【総菜】として食べられない期間」ですから、例えば「お刺身シーフードカレー」とか「唐揚げ総菜おでん」など熱を加えれば食べられる可能性がありますよ。【買ったお店の方に聞いてみて下さい。ただ、責任問題もあるのでハッキリとは答えないと思いますが・・・。】

この少しのことがフードロスの大幅な削減になるんではないかと個人的には思っているんですが・・・。

さて、今日はちょっと長文になってしまいましたが、トビウオの干物はご飯に合うので明日の朝食で試食しようかな?

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