2023年1月10日から「コロナ借換保証制度」が始まりました

こんにちわ、やっとこさ年明け最初の投稿となってしまった
ランチェスター戦略社長塾　山口です。

ランチェスター戦略社長塾も継続開催しているのですが、
最近は資金調達や資金繰り支援などのお仕事が多くなりました。

またそれらをきっかけにお付き合いさせていただくお客様が
多いことから、こらから冒頭のごあいさつを「融資コンサルタント」
に変更いたします（みなさんにはあまり関係ないですね　笑）

さて、いまだに相当数の感染者が発生するも、
すっかり”with コロナ”が日常になってしまった感があります。

そんな中、2023年1月10日から新しい信用保証制度である
「コロナ借換保証」が始まりました。

新型コロナ感染症の影響で債務が増加した中小企業の
収益力改善を支援するため、借換え需要に加えて新たな
資金需要にも対応します。

一定の要件を満たした中小企業が、金融機関との対話を
通して「経営行動計画書」を作成したうえで、金融機関に
よる継続的な伴走支援を受けることを条件に、借入時の
信用保証料を大幅に引き下げる制度となります。

１．コロナ借換保証制度の概要
・保証限度額  ：１億円
・保証期間      ：10年以内
・据置期間      ：５年以内
・金利              ：金融機関所定
・保証料           :  0.2％等（補助前は0.85%）
・要件　
「売上高または利益率の減少要件（5%以上）」
「もしくはセーフティネット４号または５号の認定取得」
「金融機関による伴走支援」
「経営行動計画の作成」
　＊利益率は売上高総利益率もしくは営業利益率
　＊経営行動計画書のサンプルは下記参照

https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sinyouhosyou/dl/keikaku_sample.pdf

２．注意点＝「コロナ借換保証」の保証料は「0.2%」ではない
「制度概要」の「保証料」をご覧ください。
「0.2%等」です。「0.2%」ではなく、「等」がついています。

これは「コロナ借換保証」の保証料が「0.2%」ではないことを
意味します。

「コロナ借換保証」を利用する際の要件として、「売上高
または利益率の減少要件（5%以上）」と「セーフティネット
４号または５号の認定取得」とあります。
この両者を満たせば保証料は0.2%です。

「売上高または利益率の減少要件（5%以上）」で「コロナ
借換保証」を利用する場合は、保証料は0.2%ではなく、
0.2%～1.15%となります。

３．「売上高または利益率の減少」要件とは
以前までの「伴走支援型特別保証制度」では、「前年同月比で
売上高が20%以上減少」しているという利用要件がありました
（似たような制度がイロイロなって分かりずらいです！ 泣）

今回は「売上高が20%以上減少」ではなく、「５％以上」と
緩和されました。

また「コロナ借換保証」においては、「売上高の減少」だけで
なく「利益の減少」も利用要件として追加されました。
つまり、売上は増加しても、利益が減少している事業者も
利用しやすくなったということです。

なお、「利益率の減少」については「売上高総利益率」と
「売上高営業利益率」のどちらかが要件を満たしていれば
OKです。

「コロナ借換保証制度」は「民間金融機関によるゼロゼロ融資」
の借換えにも利用可能です。
返済にお悩みの事業者の方は、借入を行った金融機関に相談に
行かれることをお勧めします。

実際に事業者さんが利用申込みをした場合に適当される内容を
金融機関と確認しておくことが大切です。

また私たち（一社）融資コンサルタント協会のコンサルタントも
ご支援できますので、是非ご相談ください。

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