創業&融資コンサルタント 山口真徳 Yamaguchi Masanori

ランチェスター経営㈱公認塾長 ”弱者の戦略”ランチェスター法則を広める社長塾を開催。…

創業&融資コンサルタント 山口真徳 Yamaguchi Masanori

ランチェスター経営㈱公認塾長 ”弱者の戦略”ランチェスター法則を広める社長塾を開催。「50歳からの”未来デザイン”コーディネーター」として起業も支援。(一社)融資コンサルタント協会認定 SP融資コンサルタント https://lighthouse-m.com

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2024年に新たに創設される「中小企業省力化投資補助金」とは

早いものでもう年末 もうすぐ今年も終わりますね 毎年おんなじことを言ってる気がしますが 笑 融資コンサルタント 山口です。 11月29日に、令和5年度補正予算案が成立したことを受けて、 経済産業省関連資料が公表されました。 今回の補正予算案においては、新たな補助金が創設されています。 それが「中小企業省力化投資補助金」(仮称)です。 1.事業再構築補助金が【中小企業省力化投資補助金】に この「中小企業省力化投資補助金」は「中小企業等事業再構築促進 事業を再編」というこ

    • 融資を断られたら、必ずその理由を聞きましょう

      11月というのに暖かい、というか暑い日が続いていますね 寒いよりいいか、と感じてしまう融資コンサルタント 山口です。 最近、身近なところで金融機関に融資を申込んだが断られた、 という話にいくつか接しました。 1.断られたとしても、やるべきことがあります 詳しく経緯をお聞きしたわけではないのですが、おそらく コロナ融資は調達しており、追加での申込みだったのでは と想像しています。 融資の可否については金融機関側にも考えや都合があり、 それなりの決済システムを経由しての結論

      • 2023年10月以降のコロナ融資:金利変更、利用期限延長措置など

        天高く馬肥える秋、食欲もりもりな 融資コンサルタント 山口です。 2023年8月30日(水)、経済産業省が 「挑戦する中小企業応援パッケージ」を公表しました。 20230830002-1.pdf (meti.go.jp) このパッケージは経済産業省が金融庁・財務省と連携し、中小企業の 持続的成長を支援するために策定されたものです。 おもな支援策は「将来の挑戦に向けたコロナ資金繰り支援」と 「挑戦する中小企業の経営改善・再生支援の強化」の2点。 この「将来の挑戦に向け

        • 3か月延滞で信用保証協会の保証付き融資は代位弁済になってしまいます

          灼熱の夏が終わって、すっかり秋ですね 融資コンサルタントの山口です。 すこし前のことですが、2023年8月8日の日本経済新聞朝刊に 「中小の倒産予備軍増加、代位弁済 4~6月7割上回る 物価高・人手不足が重荷」という経営者にとって気になる 記事が掲載されていました。 1.この記事に書かれていた気になること この記事の内容を要約すると、下記の通りです。 ■保証付き融資の返済を信用保証協会が肩代わりする「代位弁済」は 4~6月に9720件と前年同期を70%を上回る水準

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          公庫の「コロナ融資」の「同額借換」ができるのは9月末までかもしれません

          こんにちわ、夏も終わりに近いはずですが、相変わらず暑いですねー でも夏バテしない 融資コンサルタント山口です。 日本政策金融公庫のコロナ融資の返済開始時期のピークは 2021年6月、2022年6月とすでに到来していますが、 まだ返済開始になっていない事業者もいます。 また、何とか返済はしているけれど、その返済が負担になっている という事業者は少なくありません。 そんな「コロナ返済が厳しい」事業者に対して、「返済据置期間」を 延長するために公庫は「同額借換」に前向きに取り

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          ご存知ですか? リスケ交渉時の注意点

          こんにちわ、毎日暑いですねー でも夏バテ知らずな融資コンサルタント 山口です。 2023年7月から来年春にかけて、たくさんの事業者がコロナ融資の 返済開始を迎えます。 その影響か近ごろ、「コロナ融資の返済が本格化するが、今の ままでは返済できない」という相談が増えています。 そんなとき、金融機関に対して「同額借換」を依頼すべきなの ですが、なかには金融機関が同額借換に応じない事例が 聞かれるようになりました。 同額借換を断られると、リスケしか方法がありません。 しかし

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          経営者保証の解除・免除に対する金融機関の対応状況

          すっかりご無沙汰になってしまいました 融資コンサルタント 山口です。 少し前のことですが、2023年5月9日(火)の日経新聞に 興味深い記事がありました。 「原則、経営者保証を求めない」地方銀行と、「プロパー融資の 経営者保証を廃止」した地方銀行の名前が掲載されています。 *「地銀、経営者保証求めず」で検索 1.「原則、経営者保証を求めない」「プロパー融資の経営者保証を廃止」   した銀行名 上記の日経新聞記事によると「原則、経営者保証を求めない」地方銀行は 北洋銀行(

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          コロナ借換保証制度を利用して別の金融機関で「同額借換」を行う方法

          こんにちわ、最近は雨が多いですが、紫陽花が映える 梅雨も割と好きな 融資コンサルタント山口です。 国の調査によると、民間ゼロゼロ融資の返済開始のピークは 2023年7月から2024年4月とのこと。 「今の状況ではコロナ融資を返済できない」という事業者が 今後増えてくると予想されています。 しかし、「コロナ借換保証制度を使った同額借換」の利用で、 据置期間(返済猶予期間)をさらに伸ばすことが可能です。 今回は「コロナ借換保証制度」を使った「他行借換」 (肩代わり融資)につ

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          「経営者保証解除」の依頼に際して事前に知っておくべきこと

          GWもあっという間に終わりましたね。 まもなく梅雨の季節。 早い&速いなー 融資コンサルタント 山口です。 2023年4月1日に金融庁の「中小・地域金融機関向けの総合的な 監督指針」が改訂されました。 これにより金融機関は経営者保証の徴求を行いにくくなりました。 また、金融庁は金融機関に対して「経営者保証解除に前向きに 取り組むこと」と指導しています。 しかし、すべての事業者が「経営者保証解除」をできるわけ ではありません。 今回は「経営者保証解除を依頼するあたり、金

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          「コロナ借換保証」を断られた時の対策

          桜も散っていき 新緑の季節になりましたね こんにちわ 融資コンサルタント 山口です。 2023年1月10日から「コロナ借換保証制度」が始まりました。 改めておさらいすると「コロナ借換保証制度」とは「一定要件を 満たした中小企業」が「金融機関との対話」を通して「経営 行動計画書」を作成したうえで、「金融機関による継続的な 伴走支援を受けることを条件に、借入時の信用保証料を大幅に 引き下げる制度」のことです。 政府の肝入り施策なので、基本的に信用保証協会は前向きに 対応します

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          「公庫融資借換特例制度」を利用すれば「据置期間(返済猶予期間)」を伸ばせます

          あんなに寒かったのに、なんともう桜が開花なのですね! 春の到来にちょっとウキウキする融資コンサルタント 山口です。 最近、コロナ融資の返済開始が増えるにつけて 「返済したくても今はまだ返済が難しい。どうにかならんか?」 という相談が増えています。 新型コロナウィルスという予期せぬことに加えて、 ロシアのウクライナ侵攻などにより、原油や物価の高騰が 更に加速したことは深刻な痛手で、思うように業況が 回復しない事業者さんも本当に多いです。 話を戻すと「同額借換」を行うことで

          「公庫融資借換特例制度」を利用すれば「据置期間(返済猶予期間)」を伸ばせます

          新設法人が銀行口座をスムースに開設する方法

          こんにちわ、今年もがっつり花粉症で口呼吸になっている 融資コンサルタント 山口です。 最近、「銀行口座が作れない」という新設法人からの相談が 増えています。 以前は新設法人が金融機関で法人口座を作るのは、それほど 難しくはありませんでした。 しかし、現在はハードルが上がっています。 法人口座を作れなければ、創業融資を借りることもできません。 今回は「新設法人が法人口座をスムースに作る方法」について お伝えします。 なお、本稿では「銀行口座」は「銀行や信用金庫・信用組合の

          新設法人が銀行口座をスムースに開設する方法

          2023年4月以降は「経営者保証」に関する金融機関の対応が変わります

          寒い日が続きますが、ジワジワと春が近づいてますね ちょっとウキウキする融資コンサルタント 山口です。 金融庁は「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」に 基づいて、金融機関に対して監督・指導をしています。 2022年12月23日には金融庁が財務省・経済産業省と連携して 経営者保証に依存しない融資慣行の確立を更に加速させる ため「経営者保証改革プログラム」を公表しています。 その流れを受けて金融庁は2023年4月から「中小・地域金融機関 向けの総合的な監督指針」を改定

          2023年4月以降は「経営者保証」に関する金融機関の対応が変わります

          コロナ融資の返済猶予期間を延長する ための2つの方法

          こんにちわ、あっ!という間に1月が終わりましたね 時間が進むのが速いー、とつくずく感じている 融資コンサルタントの山口です。 新型コロナウィルスも「5類」にするとかで議論が進んで いるようですね。 長引くコロナ禍の影響で売上が減少して、多くの事業者が 日本政策金融公庫や信用保証協会の保証つきでコロナ 融資による資金調達を行いました。 そのおかげで当面は資金繰りが改善されたものの、影響が 長引いて売上が以前にように戻らず、再び資金繰りが 難しくなっている事業者が増えてきま

          コロナ融資の返済猶予期間を延長する ための2つの方法

          2023年1月10日から「コロナ借換保証制度」が始まりました

          こんにちわ、やっとこさ年明け最初の投稿となってしまった ランチェスター戦略社長塾 山口です。 ランチェスター戦略社長塾も継続開催しているのですが、 最近は資金調達や資金繰り支援などのお仕事が多くなりました。 またそれらをきっかけにお付き合いさせていただくお客様が 多いことから、こらから冒頭のごあいさつを「融資コンサルタント」 に変更いたします(みなさんにはあまり関係ないですね 笑) さて、いまだに相当数の感染者が発生するも、 すっかり”with コロナ”が日常になってし

          2023年1月10日から「コロナ借換保証制度」が始まりました

          注目です。金融庁が「経営者保証改革プログラム」を公表しました。

          みなさん、今日が1年最後の大晦日ですね。 いかがおすごしでしょうか。 ランチェスター戦略社長塾 山口です。 2022年12月23日、金融庁は経営者保証に依存しない 融資慣行の確立を更に加速させるために経済産業省、 財務省とも連携して「経営者保証改革プログラム」を 策定し、公表しました。 金融庁は民間金融機関による融資に関して監督指針を 改正し、保証の徴求する際の手続きを厳格化する ことで、安易な個人保証に依存した融資を抑制すると 共に事業者・保証人の納得感を向上させること

          注目です。金融庁が「経営者保証改革プログラム」を公表しました。