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【自己紹介】ランチェスター法則って何なのよ?

はじめまして、初noteの山口真徳 ( Yamaguchi Masanori )です。

「ランチェスター法則? 何それ?」
「マンチェスターじゃないの?」
なんて思った方もいるかも知れません 笑
あるいはランチェスターって言葉は知っているとか、
聞いたことはある、みたいな方もいるでしょう。

ランチェスター戦略とは”弱者の戦略”とも言わていて
元々は英国人であるフレデリック・W・ランチェスターが
第1次世界大戦が勃発した1914年に発表した戦争における
力関係に関する法則でした。

そして第2次世界大戦後、日本においてこれを経営に置き換えて
独自の進化をしたものがここでいうランチェスター法則
(ランチェスター戦略)なのです。

そのメインメッセージは小さくとも特定の狙った分野で1位になる
というものです。
そして、市場には強者と弱者(=強者以外の全て)がいて、弱者は
「弱者の戦略」に沿って経営する必要があるということです。

そうした取り組みをして1位になるとどうなるか?
従業員1人あたりの経常利益が業界平均値の2~3倍になります!
そして1位を目指すための筋道や考え方を記したのがランチェスター
法則なのです。

さて、ここで自分のことにも触れておきましょう。
私はいま個人事業主として3年目に入ったところです。
戦略社長塾の開催や研修講師、自治体での商工相談員など中小企業支援の
仕事をしています。

ざっくりとしたキャリアとしては大学卒業後に商社に入り、皮革・原皮
の輸入営業からスタートしました。
その後、木材部に異動となり原木輸入に従事。
その後、その商社が代理店となっていた英国ブーツブランドを扱う部署へ
移ってと社内でやたらと異動が多いジャーニーマンでした。

因みに会社は毎年業績が悪化。
売上減って、人減らして、また売上減る、という見事な負のループ。
一方でその英国ブランドの日本法人立上げをすることになり、会社に
内緒で立上げ準備をしているうちに結局リストラでクビに。
立上げまで色々ありましたが、自分で作った会社にそのまま移りました。
しかし、会社つまり人の集まりである組織というものが壊れて行くさま
見れたことは貴重な経験でした。

新たな会社で3年過ごした後、同じような米国のブーツ・アパレルブランド
に転職。ここで16年程を過ごして、キャリアを通すとシューズを中心と
したファッション・アウトドア業界で20年以上にわたり営業をしていた
ことになります。

「なぜこの活動をしているのか」

これまで営業として接してきた会社には中小企業も多くありました。
会社は大きくなれば業務が細分化していき、それぞれの業務を
担当者が受け持ち、専門的にやっていくのが一般的です。


しかし、小さい会社になるほど1人で何役もこなすことが多くなります。
特に社長は役割が多くなり従業員30人以下、特に10人以下では
全てをやらなければなりません。大変です。
日々忙しくて、気になっていることや経営に関して知りたいことが
あっても、なかなかそこまで手が廻らないことが多いでしょう。

もう15年程前になりますが、地方の大都市のターミナル駅近の商店街で
靴屋さんを経営していた社長さんがいました。
小さな店ですが長年営業してきた地元の商店です。
しかし、その数年前から全国チェーンの競合が幾つも近隣に進出して
来ました。
大手は品揃え、価格、宣伝、どれをとっても圧倒的です。

社長のお店は形勢不利となり、売上が減っていきます。
挽回しようと他店と同じ商品を値下げしたり、私たちに安く仕入れ
られる特価商品を要望したり。


時々、会いに行くと当然社長は元気ありません。
「山口くん、どうしたらええんかなぁ?」
何も答えられませんでした・・・。
長年事業を営む社長が思い悩む問題を、経営をしたこともない
いちサラリーマンの私が解決などできるわけがありません。

しかしその時、自分や無力さや悔しさを深く感じたのです。
何かで少しは社長の助けになれることはないだろうか?
今の仕事につながる原点はここなのです。

その後、社長は店をたたみました。
最終日、店におじゃました時の社長の悲しいような清々しいような
何とも言えない表情を覚えています。

「知っている」と「知らない」とでは大違い。
「知っている」と「できる」は更に大きな違いがあります。
でも「知って」いないと、やってみることも成功することも
失敗して学びを得ることもできません。

忙しい中小企業の社長に知識を届ける、「知っている」状態にする
ことは私にもできる。
私は先生ではありません。
でも会社を良くするために一緒に考えて動くことはできる。
そう考えて「ランチェスター戦略社長塾」をやっています。

合わせて「社長の財務」という勉強会もやっています。
数字を苦手にしていたり敬遠している社長は多いですが、多くは
食わず嫌いか単に放置です 笑
担当者ではなく「社長」の財務なので小難しい公式や計算問題など
やりません。押さえておくべきポイントをシンプルに学んでいきます。

もう1つは「50歳からの”未来デザイン”コーディネーター」として
私と同じ50歳代のビジネスパーソンの起業や独立を支援しています。
雇用や働き方についてはどんどん変化している最中にコロナウィルスの
影響が重なりこれから更に複雑になる気配です。
特に50歳を過ぎるとこれからの先の身の振り方が気になるところです。
70歳まで働くことが現実の中、今後を会社に留まり役職定年そして
再雇用という道を選ぶのか、それとも新たな道を選ぶのか・・・。

誰もが多かれ少なかれ考えるでしょう。
そしてその中に起業や独立という選択肢があってもおかしくありません。
というか選択肢の中に当然あるべきものだと思います。
起業するのは簡単です。もちろん事業を成立させることは大変です。
でもあまりに起業や独立を恐れすぎている、大袈裟に考え過ぎているよう
にも見えます。

日頃、仕事として創業希望者の事業計画書作成支援などもしていますが、
この「50歳からの”未来デザイン”コーディネーター」ではその前段階、
起業に対する不安や認識、必要な準備など具体的な起業へ向けての心と
コトの準備について一緒に整理して考えて行きます。

このnoteでは中小企業の社長やこれから起業を考えている方へ向けて
ランチェスター法則を中心に経営に関する情報発信をしてまいります。

ぜひ気が向いたときにフラッと立ち寄って頂けると嬉しいです。

ライトハウスマネジメント 代表
(中小企業診断士、認定経営革新等支援機関)

#ランチェスター #戦略 #弱者 #小さな会社 #起業



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