見出し画像

「修学旅行 寸描」他(第11号・2002年6月14日発行)

--------------------------------------------------------------
---◇ 山口“悟風”智・作「おかあさんへの手紙」◇--------------
--------------------------------------------------------------
------------------------------ 第11号・2002年 6月14日発行 ----
--------------------------------------------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆今週は、6年生トラック
1982年度・富良野市立鳥沼小学校6年学年通信「つながり」より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

★修学旅行 寸描

 天気晴れ。心うきうき!!
 初めてで、「最後の」小学校の修学旅行!!
 サラブレッドの放牧!
    鵡川(むかわ)町! 海が見え出す!
    “あっ、海だ!! 船が「泳いでる」ゥー!”
    “バカ! 船が 「走ってる」ダ!!”…?

 見えるもの、聞こえるものが、みな楽しい!
 後楽園が100もすっぽり入るという
 新日鉄室蘭の工場。

  農家の仕事もキツイけど—
  この金属音の中の、灼熱の中の 鋼鉄(こうてつ)との斗い!!
  11000トンのフェリー。さっぽろ丸!!
  銀色の胴体を傾けて飛翔するジャンボジェット!!
  「たくさんの人達」が 「いろんな仕事」をして
  働いている! 働いている!
  生きている! 生きている!
  <そんなことを「つかんで」ほしい—>

(1982年5月25日)

--------------------------------------

★プロフェッショナル

 修学旅行の後遺症(こういしょう)が残っているのに、こんどは運動会、鼓笛行進と 六年生であるお子さんはつぎつぎとたくさんのことを、「中心」となって「やり遂げて」いかねばなりません。<スポ少の活動もあるし>

 心も体も疲(つか)れて帰宅(きたく)します。おかあさん達も今は、田植でしょうか、お疲れだとお察しします。

 でも、作物も人の子も手抜(てぬ)きは禁物(きんもつ)です。お風呂とか食事とか、下着類のこととか、そして短い時間でも「対話」とか、母としての「つとめ」みたいなものを確実にと思うのです。旅行の八ミリフィルム、なんとか写(うつ)っていました。あなたも写(うつ)っています。参観日までに編集しておきます。楽しみに。プロフェッショナル ガンバレ!!
 
(1982年5月28日)

--------------------------------------

★6月のこよみ

1日—あゆの解禁日、
   写真の日、電波の日、気象の日
   1875・明治8年、東京に気象台できる。
2日—本能寺の変 1582 信長、光秀に本能寺で殺される
3日—1853・ペリ浦賀に入港、開国迫る
4日—虫歯予防デー  7日—計量記念日
10日—671年・天智天皇“漏刻”(水時計)を作る
11日—入梅
20日—父の日 <「父」の日ですぞ! お「母」さん>


 「すきな」        「きらいな」
  お父さん!!        お父さん!!

1、遊んでくれるお父さん|1、酒飲みのお父さん
2、自由にさせる 〃  |2、だらしない 〃
3、気まえのよい 〃  |3、小言(こごと)を言う 〃
4、話にのってくれる〃 |4、「ケチ」な 〃
5、物知(ものし)りの〃|5、弱々(よわよわ)しい 〃

       —1980年—6年生教育技術6月号より

21日—夏至(げし)
  ・北半球で太陽の高度が最高となり、
   昼間が最も長く、夜間が最も短い日

(1982年5月31日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆来週は、山口“悟風”智の他の作品について、書こうと考えています。

☆このメールマガジン版では、明らかな間違い以外は、筆者・山口“悟風”智が書いたまま載せています。

山口“悟風”智のプロフィールは、
http://plaza.rakuten.co.jp/gofu63/profile/
をご覧下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◆編集後記「千鳥足」◆

 2002年の「内地」は、ほぼ一斉に梅雨入りしました。蒸し暑い日が増えてきました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。大阪は、今日も午後に通り雨が降りそうだということです。

 さて、梅雨のない北海道。1982年度の富良野市立鳥沼小学校6年生は、5月18〜20日の3日間、道央(北海道中央部)を旅行しました。「北海道のへそ」である富良野市から、どのあたりに行ったのかということは、1カ月前に発行した第7号(「土壌の手ざわり」他)に載せた「★修学旅行の事前学習」をもう一度、ご覧下さい。(新規読者の方は、http://www.honya.co.jp/mag/letter2mom/index.html に掲載した
バックナンバーをご覧下さい)

 今回の「★修学旅行 寸描」に載った「鵡川町」に聞き覚えがある方がいるかもしれません。今春に開かれた選抜高校野球大会に「21世紀枠」で出場し、活躍した北海道鵡川高校のある町です。2月に行われたソルトレークシティー冬季オリンピックのスピードスケート日本代表、田畑真紀選手の出身地でもあります。

 新日本製鉄の室蘭工場は、大きかったのですね。かつての後楽園球場(現在の東京ドーム)が100個と言いますと、だいたい百数十メートル四方の建物が100棟ほどあるのと同じとなるはずです。(ここで書いた「後楽園」が、日本三名園の一つ、岡山後楽園、http://www.okayama-korakuen.jp/ という解釈は、成り立たないと思います。悟風は、岡山とは全く縁がなかったと考えられますから)

 「さっぽろ丸」については、インターネットで調べたところ、東京と北海道の苫小牧市間を運行していた船で、後に「さんふらわあさっぽろ」という名前になったそうです。(なお、この部分は、日本財団事業成果ライブラリー 日本海難防止協会「気になる船名あれこれ  安田榮治」 
http://lib1.nippon-foundation.or.jp/1996/0165/12/contents/12-021.htm と、商船三井フェリー株式会社、http://www.sunflower.co.jp/ のサイトを参考にさせていただきました。)

 ところで、普段は、このメールマガジンに「こよみ」を載せることはありません。しかし、今年(2002年)は明後日6月16日が「父の日」。ちょうど、「父の日」に関する記述があったので、特別に掲載しました。「すきな」「きらいな」お父さんの項目を引用した雑誌は、小学館が発行する「小六教育技術」という雑誌
(http://www.ed.shogakukan.co.jp/book/syou06/index.html)ではないかと思いま
す。

 本能寺の変、ペリー来日(82年度6年学年通信「つながり」での表記は「ペリ」)は、旧暦での日です。現在の暦では、1カ月ほど後のことです。また、「計量記念日」は、93年に新計量法の交付を記念して11月1日に変わったということです。(この部分は、「Anniversaries なぜなに記念日集 - 記念日研究室? - http://www5.justnet.ne.jp/~virgil/WELCOME.HTM」を参考にさせていただきまし
た。)


 ところで、お父さんの「すきな」点、「きらいな」点、あなたはチェックしてみましたか? 私の場合、「すき」も「きらい」も全部、当てはまりました。

(発行者・山口一朗)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行者: 「悟風の書斎」管理人・山口一朗
        yamaguchi_gofu@yahoo.co.jp
「悟風の書斎」http://www.asahi-net.or.jp/~jh2i-ymgc/gofu.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※トップの画像は、「鳥沼公園」(c)Tomo.Yun
鳥沼小学校に近い公園で、この写真は「ゆんフリー写真素材集http://www.yunphoto.net よりご提供いただきました。ありがとうございました。

■「おことわり」

 原典では、下記のURLを参考にしましたが、現在(2024年)はリンク切れをしているURLについては、この復刻版では当時のURLをリンクせずに載せました。
 <2002年に参考にしたサイト>
・岡山後楽園、http://www.okayama-korakuen.jp/ 
・日本財団事業成果ライブラリー 日本海難防止協会「気になる船名あれこれ  安田榮治」 http://lib1.nippon-foundation.or.jp/1996/0165/12/contents/12-021.htm
・商船三井フェリー株式会社、http://www.sunflower.co.jp/ 
・小学館が発行する「小六教育技術」という雑誌(http://www.ed.shogakukan.co.jp/book/syou06/index.html)
・Anniversaries なぜなに記念日集 - 記念日研究室? - http://www5.justnet.ne.jp/~virgil/WELCOME.HTM

(編集者・悟風のムスコ)


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?