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【001】大阪市長居&舞洲障がい者スポーツセンターのnote、始めます!

 初めまして! いちろー次長と申します。
 大阪市にある社会福祉法人大阪市障害者福祉・スポーツ協会の職員です。
 協会での肩書は、

「障がい者スポーツ振興部スポーツ振興室次長
   兼 長居障がい者スポーツセンター参事」

という早口言葉並みの長さです。簡単に言うと、障がいのある人のスポーツ活動を応援し、ファンを増やすための仕事をしています。
 実は、転職したばかりで、「日本で最も歴史のある新聞社」に33年3カ月勤め、今年7月1日から長居SC=「最も歴史のある障がい者スポーツセンター」に移籍しました。

 個人的なことを少し書きますと、北海道生まれで、両親とも体育教員。大阪での学生時代に、白馬・岩岳スキー学校で指導員を経験し、新聞社ではプロ野球・近鉄やサッカー・セレッソ大阪の番記者や、文化センターの館長、東京2020オリパラ事業などを担当しました。


 さて、このnoteでは、私たちの職場の公式ウェブサイトに書ききれない「こぼれ話」や、一緒に働いている職員たちの素顔、障がい者スポーツセンターならではの「あれこれ」などを書いて行こうと考えています。

■障がい者スポーツセンターって何?

 「障がい者スポーツセンター」とは、障がいのある人のための専用スポーツセンターです。こういった専用施設や、障がいのある人が優先的に使う施設が「障がい者スポーツセンター協議会」を作っており、加盟している施設は2023年度現在で、全国に25カ所あります。私の事務所「スポーツ振興室」がある長居障がい者スポーツセンターは1974年5月、日本で初めての障がい者のためのスポーツ施設として開館しました。「いつ一人で来館しても指導員や仲間がいて、安心していろいろなスポーツを楽しむことができる」を基本方針として運営し、来年(2024年)に開館50周年を迎えます。

 全国47都道府県に25カ所という「障がい者スポーツセンター協議会」加盟施設ですが、大阪市には、もう一つ、舞洲(まいしま)障がい者スポーツセンターがあります。また、大阪府内に広げると、大阪府立と、堺市立の施設が一つずつあり、府内では計4カ所あります。

ファインプラザ大阪(大阪府立障がい者交流促進センター)
堺市立健康福祉プラザ

 その他の21カ所は、こちらからご確認ください。
障がい者スポーツセンター協議会

 また、笹川スポーツ財団の調査では、上で紹介した「協議会」への加入・非加入にかかわらず、「障がい者専用・優先」のスポーツ施設は、合わせて150カ所あるとのことです。
国内の障害者専用・優先スポーツ施設は、調査開始以来、過去最多の150施設に

 ※上記の項目「■障がい者スポーツセンターって何?」で、不正確な部分がありました。11月29日に修正しました。

■noteで伝えたいこと

 東京2020パラリンピックをきっかけに、パラスポーツやパラリンピックを知り、応援してくださる方は一気に増えました。それまでは、聞いたこともなかったかもしれない「ボッチャ」という球技を体験した方は多いでしょう。「スギムライジング」という言葉を聞いて、どんな投げ方かを、マネしちゃった人もいるかもしれません。

 また、車いすテニスの国枝慎吾選手や、パラ競泳の木村敬一選手、パラアルペンスキーの村岡桃佳選手の名前を聞いたことがある人も少なくないでしょう。国際パラリンピック委員会(IPC)の公認教材「I‘mPOSSIBLE」でパラリンピックについて学んだ人もいると思います。

 でも、「デフリンピック」と聞いて、「分かるよ!」と手を挙げてくれる方は、どのぐらいいらっしゃるかなあ。障がいのあるスポーツ選手の大会が、パラリンピックのような国際大会だけでなく、国内でもたくさんやっていることを聞いたことってあります? 一般の人が、ランニングやヨガ、スイミングクラブ、筋トレに行くように、障がいのある人が「生涯スポーツ」に取り組んでいることを、見たり、聞いたりしたことがある方は、どれぐらいいらっしゃるでしょうか?

 私たちは普段、障がいのある人たちのスポーツ活動に接してきて、もっと多くの方に応援してほしいとも思っています。これまでも、写真や映像を交えて、いろんな方に知ってもらおうと努めてきたつもりですが、まだまだ発信力が弱いということも理解しています。

 そこで、このnoteを通じて、長居と舞洲での活動を中心にお伝えし、少しずつでも、障がい者のスポーツ、パラスポーツについて、できるだけ多くの方に知っていただく機会を増やしたいと考えています。

■読むとどんなことが分かるの?

・「障がい者のスポーツ」「パラスポーツ」と一口に言っても、いろんなものがあり、さまざまなものがあり、いろんな人が絡んでいることが分かる。

・「障がい者のスポーツ」「パラスポーツ」について、「する」「見る」「支える」方法が分かる。

・仲間が増える。

・障がいのある人を含め、「だれもが、いつでも、仲間と安心して、生活できる」世の中を作るきっかけづくりに参加できる。つまり、スポーツ(パラスポーツ)を通じて、「だれも取り残さない」SDGsの考え方と実践を身に着け、広めていくことができる。


 では、これから次のnoteに書くための取材をしてきます。

 皆さん、ようこそ、長居&舞洲へ。ぜひ、楽しんでいってください!