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読書ログ#15〜セキュアベースリーダーシップ〜(未完)

この読書ログは、伴走者や中長期インターンシップにおける「地域」の役割、地域みらい留学や越境者における学習の基盤になる存在ってセキュアベースなのでは?と思っている、状況学習や、正統的周辺参加論、構造主義的な視点に最近興味があるせいぴーのメモノートです。

進捗65%くらい


◎本との出会い
「人は帰れる場所があると自分の興味に向かって力強く一歩踏み出すことができる。」気仙沼で自分と向き合う中で出会った言葉だった。安全安心だけではなく、だからこそ行ってこいと力強く背中を押されるような地域に出会いまくった学生時代だった。この事を話したら、それはセキュアベースだねぇと理論を教えてくれた方が居て。不思議な縁で繋がりまくってるのでどんな人なのかは省くけどそういう出会いだった。
◎仮説、問
・僕の考えていることはセキュアベースだとすると、自身の人生にどんな影響があるのか、またどう活用しているだろうか。
・自分の中の考えとセキュアベースの理論と違う点はどこにあるのか、違和感があれば言語化する
・この本の紹介を一言でするならどんな本なのか。

第1章安全とリスクのパラドックス
◎著者ジョージのリーダーシップの研修にて、自身の経験談「緊急手術室立てこもり事件」の物語からみるダン(当時の警察時代の上司)のセキュアベースリーダーシップについて
◎世界のリーダーは、セキュアベースを駆使して”高業績”を実現する。
Cf)高業績⇔自分自身に挑み、ほかの人々にも挑ませて通常期待できる以上のものに目御向けてそれを実現すること
◎好業績を実現するときには自分の居心地のいい範囲を超えて不可能だと思っていたことを行う。
Cf)コンフォートゾーンとTake Responsibility

◎具体的なスキルを学び、行動の仕方やヒトとしての在り方を身に着け、素晴らしい人間関係を通じて結果を出し、それを維持することができる。「思いやり、挑ませる」方法を学ぶ。それがセキュアベースリーダーシップ
Cf)自分の持つセキュアベースリーダーシップのエピソード※要加筆
◎本書が答えていく問い
・なぜセキュアベースになるべきなのか
・どのようにして思いやり安全や安心を提供するのか 
・どのようにして挑ませ、挑戦やリスクを提供するのか
・こうした考えをすぐに行動に移すためにはどうするか
※安心はもともと「Comfort」からきてる。リーダーが存在することで心が穏やかになる効果のこと。僕的にはFit感かな。
※BraveSpacesをもうちょっと学んでおきたい

セキュアベースとは何か
◎人生初のセキュアベースは、父か母。
◎セキュアベースはボウルヴィとエインズワースの愛着理論の研究の中で生まれた。
※愛着理論は、発達心理学の中で絶対出てくるワード。
◎「愛着理論」⇔「すべての人は生まれながらにして親密さと安心を得ようとする欲求を持っており、自分を守ってくれると感じられる人からそれを得ようとする」ことを前提に展開される理論
◎「第二次世界大戦後の最近だらけの環境で乳児が生き延びる謎」Byボウルビー
◎「子供たちの冒険と母の存在の関連の研究」Byアンダーソン
◎母は、①受け入れ近くに居られることで安心感を提供している、②子供がリスクを取る機会を提供していて自主性が育つ機会提供、の二つを行っている

セキュアベースの定義

守られているという感覚と安心感を与え、思いやりを示すと同時に物事に挑み、冒険し、リスクを取り、挑戦を求める意欲とエネルギーの源となる人物、場所、あるいは 目標や目的。

◎「セキュアベース」⇔「意欲とエネルギーを個人の中にもたらす人やモノ」

Qなぜセキュアベースが必要なのか
◎通常、人は危険を感じたら、自分を守るために変化に対して抵抗したりリスクを避けたりするように促す。
◎セキュアベースが存在すると、痛みや危険、恐怖に向いていた意識を得られる報酬や機会、メリットに向け直すことができる。
◎セキュアベースになりえるものはあらゆるもの
例 場所、目標、目的、国、宗教、物語、神、イベント、グループ、ペット。
◎セキュアベースは人を守り、リスクを取るように促すという両面を持っている
◎複数のセキュアベースを持っている人でなければ、誰かのセキュアベースになることはできない

安全とリスクのパラドックス
◎セキュアベースは冒険を促す
◎セキュアベースは、その人が本来持っている可能性を引き出す
◎安心だけ→過保護な状態、リスクのみ→保身
◎ハイパフォーマーのリーダーのインタビュー


※2024年1月7日ここまで

絆の定義


ある人(人々)が単独で作り出すよりも大きな感情的.知的.精神的エネルギーを想像できる結びつき(愛着)を作ること
セキュアベースと絆のイメージ図
人との絆の例→愛する、愛される、所属する、価値ある存在となる、存在するに値する、肯定する
目標との絆の例→能力を持つ、成功する、行動できる、行動する

セキュアベースリーダーシップの定義

フォロワーを思いやり、守られているという感覚と安心感を与えると同時に、物事に挑み、冒険し、リスクを取り、挑戦を求める意欲とエネルギーを持たせる。そうすることで、信頼を獲得し、影響力を築く方法。
本質的にセキュベースリーダーシップとは、リーダーの人間らしさを取り戻し、組織や社会が人間性を取り戻すこと。「一人の人間に立ち戻ってよい」と感じ、チーム、組織、社会に人間味が溢れ拡大していくことが本書の願い。
セキュアベースは本人(リーダー)の人間、人生観、個性が反映される。リーダーになるということは、本当の自分になるということ。
※リーダー→Lead The SelfやTake responsibilityの定義による。

バランスや両輪のイメージを持つ。例えば、
安心とリスク
サポートとストレッチ
守ることと挑戦させること

クライマーとビレイヤーのイメージ図挿入
→セキュアベー{スは安全と安心感を提供し加えて冒険やリスクを取ることや挑戦への意欲をもたらす。

セキュアベースリーダー9つの特性

  1. 冷静でいる

  2. 人として受け入れる

  3. 可能性を見通す

  4. 傾聴し、質問する

  5. 力強い メッセージを発信する

  6. プラス面にフォーカスする

  7. リスクを取るように促す

  8. 内発的動機で動かす

  9. いつでも話せることを示す

人間の感情、「状態」、そして結果
冷静にかつ楽しく呼吸する、ダンスするイメージが足りないかもなぁ。(笑)
特性1の磨き方を実践してみよう。、、、と思ったらほぼブッタだった。(笑)

「状態」とは、
○感情、思考、行動がまとまったもの。(交流分析の開発者、エリック・バーン)
○心理や態度、感情、気分、行動、信念などが一体になったもの(本書の拡張した定義)
→ハビトゥスを今で切り取った感じ?
状態は結果をもたらす。
状態は気分や感情に起因する。
「気分」とは「継続的な感情」
→ブッタは感情があることを捉え肯定しそのまま受け入れることを一歩目として人は変化することができる説いていた。ブッタはやはりセルフセキュアベースのプロだ。(笑)

エキスパートになる。(なにかに卓越する)
①エリクソンの話
人の能力の95%は自身で学び得たもの。
そのために必要なものは3点とアンダーエリクソンは言った。(スウェーデンの研究者)
練習-一万時間
計画的な練習-何度も繰り返し練習し、間違いを修正する
コーチ、メンターを持つ-フィードバックをもらう。
②ブルームの話
教育心理学者のベンジャミンブルームもまた、120人のエリート子どもたちの中に3つ共通点を見つけた。
練習スケジュール
献身的な指導者
初期段階で家族からの熱心なサポート

第三章 信頼構築のサイクル

クリスタのエピソードめちゃ好きだな。
自身のエピソードも学びとともにファイル化したい。
危機からの生存者(客観的にはもうダメかもしれないと思われる状況から何らかのエネルギーをもってポジティブな方向性を見た人)に共通すること
様々な人や理想や目標と深い絆を結んでいる。
そこからエネルギーを引き出している。
あらゆる困難と戦っている。このように絆を形成するにはある種の心の開放性が必要である。よりその人である必要があるからだ。
→めちゃこれだ。僕の宇宙人と思う人達は不思議なエネルギーで満ち溢れている。出会った想う人の数だけ豊かになる、縁起の量が豊かさの1つとおもってたけど、それによるエネルギーがそこにある。当てられすぎると過度に動きすぎてショートするけど←
「興味深い人になろうとするより、他の人に興味を持ちなさい。」
問:出会ったリーダーたちはどんな人間だったか。

絆とはなにか(p95)
※物理的精神的、人、目標のマトリックスの図を作成

①カレン・ホーナイ(精神分析家)
安心出会いを求める気持ち
達成を求める気持ち
この2つが行動の動機になるとした。
②ジョセフィルトンピアス
絆は精神生物学的な形で、通常の意識を超えたところにある。「絆とは、生物学的なシステム全体を調整し統合する、肉体的に不可欠なつながりである。絆は、理性的な思考の基礎となる知を確実なものとする。」
→アドラーで言う共同体感覚的なやつだな。

4章の喪失や悲しみの話は割愛。
今まさに体感中なので後日振り返りながら読みたい。

喪失、心の目、勝利を目指す
この3つはブッタ的かも。

ひとことメモ


特性4 傾聴し質問するを伸ばすためのヒント
4つ目 話をする環境にも気を遣う
→環境に対して仕込みできるのも面白いよなぁ。

5章「心の目」で見る練習

→この章は事実と解釈の話だった。事実を見てどう解釈するかは可変であるということが書いてあった。
→3章p105のミラーニューロンの話から、手本となるという話題も出ていた。自分のルーツを探すときに人は鏡であるという前提から探すのはよくやっちゃうなぁ。
自己理論(自分自身についての見方)に影響を与える。
自分の硬直しているセルフイメージからしなやかさを持ったイメージへフォーカスさせるためにセキュアベースは影響を与える。

マシュマロ実験(ウォルターミッセル@スタンフォード)

満足遅延耐性に関しての実験。結論から言うと結局この世界は意識をどこに向けるかでできている、故に選択によってストレスを軽減できたり、気持ちを切り替えたりできる、心の目を鍛えると構造を捉え直せるという実験。
実験内容は3つ。

①子どもたちにマシュマロを授けて20分後に(食べないで)持ってたらもう一個あげる。という実験だった。食べないで持っていた人(ディレイヤー)は違うことをして遊んだり、そもそも意識をそらして楽しんでいた子たちが多く残った。
※食べてしまった子(グラバー)
②追跡調査をした結果、ディレイヤー群のほうが成長や発達が著しかった。満足度を遅らせることが一種の成功と相関があることがわかった。
③実験内容に改変を重ね、子供に大人と出会わせてマシュマロから気を逸らすテクニックを披露して実験を行ったところ、それを覚えた。満足度を、遅延させるのは大人と出会い一度見るだけで良かった。

めっちゃ構造だなって思うのと人と出会う、所作をともにする(なにか一緒にやる)というのはとてつもなく学びになるんだなとおもった。
この学習の手法については別途まとめたい!
このコラムのあとに「心の目、期待、可能性」p192のセクションがあるけどまさにだった。どこにフォーカスするかで無意識に前提が作られて、事実に対しての解釈に用意に影響を及ぼすのはすごく共感というかめちゃそれな、だった。
2つのストーリーも非常に面白いので是非読んでほしい。
「心の目で見ている、見る」を知るのはブッダといっしょでメタ認知的だし、脳筋だけど理にかなってる。

6章勝利を目指すマインドセット
思いやる×挑ませる-リーダーシップの4象限

勝利を目指すマインドセットといういかにも自己啓発本にありそうなタイトルだけど超誤解しやすいので注意して読んてほしい部分。
4象限とその遷移方法について記述されている。誰かを伴走するときに言葉や態度、行動で変化をともに作るときに参考にしたい部分。
いつでも勝利を目指す必要はない。軌道を外れたときに元に戻れる方法やツールを持っていることのほうが重要である。

「勝利を目指す」
・絆を通じた人間関係と挑戦を通じた大きな成長を望むこと
・他の人々とつながり絆を創る、その人たちがストレッチな目標を達成するように集中させること
勝利を目指すことは健全な高業績をもたらす。

「高業績」
自分自身に挑み、ほかの人々にも挑ませて、通常期待できるもの以上のものに目を向けて、それを実現すること。

「健全な」
高業績を持続的かつ、関係する人にとってプラスとなる方法で達成する。

セキュアベースリーダー9つの特性のまとめ

  1. 冷静でいる

  2. 人として受け入れる

  3. 可能性を見通す

  4. 傾聴し、質問する

  5. 力強い メッセージを発信する

  6. プラス面にフォーカスする

  7. リスクを取るように促す

  8. 内発的動機で動かす

    • 「勝利を目指す」ことに役立つ特性、挑戦をサポートする力

  9. いつでも話せることを示す

    • 「勝利を目指す」ことに役立つ特性、絆をつくる力


メモ
関係流動性
10Lessonsの謎の表なんだっけ
愛着の定義、絆とは何か

三部
自分がセキュアベースになる
他人のセキュアベースになる
セキュアベースとしての組織
人の顔をした組織を創る




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