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神様が役割を放棄する


「君の名は。」同様、東日本大震災へのレクイエムを通して現代社会に問題提起している。ここ3年の盆、墓参り、祭り、初詣などの供養、参拝が縮小、延期、後回しにされた。新型コロナウイルス感染防止のためたが、神様が役割を放棄、扉が開いて"ミミズ"の出現はスタンス偏りへの警告の様でもあり、震災で築き上げた絆をソーシャルディスタンスが再び破壊したことへの怒りの描写にも見える。さらに遡れば構造改革による終身雇用性崩壊。CO2増加による地球温暖化だ。神の戒めと歴史の復讐。氷解させるのは初恋、純粋さというのは時代を越えても変わらない。熱く、温もりある作品である。



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