マガジンのカバー画像

短歌51~60

10
運営しているクリエイター

記事一覧

短歌60

2022/9/21年下の歌人 年下の恋人 年下の僕にいてほしいなぁ 液体になってしまった先輩がそ…

短歌59

2022/9/2お気に入りの服からだめになっていく あたしはだめにはなっていない 2022/9/3ネイル…

3

短歌58

2022/8/20標識を端から折ってこの街で走れるものはあたしたちだけ 簡単なキャッチコピーを考…

1

短歌57

2022/8/12誰一人いない気がしていたオフィスで誰かの感情に処理を押す 自販機のぎょにそ会社…

3

短歌56

2022/8/9エレベーターボタン押し係いつか宇宙でもこれをやろうと思う 無理矢理に殺した眠気の…

1

短歌55

2022/8/7もう願いもクソもないけど駅前のフラペチーノは美味しかったよ これは心 捨てた心 …

1

短歌54

2022/6/8あらそいをあなたに見せずに済んだこと うしろめたいほのぐらい月光 2022/6/9備品の輪ゴムでくくった髪の指通り 一生ここで働くんかなぁ 2022/6/11そうっすね 摘んだばかりの紫陽花をそうされたいように撫でている 2022/6/12水道の水ごくごくと入れちゃえば東京のおいしいわたしです あまいはね ランドセルってもったいなくて大人になりたくなかった 2022/6/16咲く前の芍薬で指す天気図のあなたの街の辺りに晴れ間 2022/6/22誤謬

短歌53

2022/5/5ぐだぐだのコーナーライブにも笑えてこの人たちのことが好きだな 仮説だけど、足まで…

1

短歌52

2022/4/4ありあまるアリア踏み切りの向こうに今もあなたがいる気がしてる 2022/4/7ふたしかな…

7

短歌51

2022/2/24欲だとか言われるのならふれないよ永遠のしゃぼん玉をあげる 2022/2/26わけの一つや…