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アニメーション『NINJA & SOLDIER』

田口ランディさんが紹介して下さったアニメーション。
すごく痛い。今、戦争が起こっている時だからこそ、痛みが「本当に現実ってそうなんだ」と伝わってくる。

人によっては、
このアニメーションの痛みに耐えられないかもしれない。ネタバレを含みますので、良かったら全文を読む前にアニメーションをご覧ください。十数分のアニメです。

悲しくて、つらいけど、これが現実なんだ。なんで、戦争ってあるんだろう。

すべての情報が公開される時代に、戦争を起こす人はその言動をすべて見られているわけで。

終わらない内戦こそ、記録され、情報としてどれだけ無意味で悲しいことが行われているか、伝えられなきゃいけないんだと思う。

ああ、だからこのアニメが生まれたんだな。。。

負の連鎖が断ち切られますように。

サッカーボールが希望であることを、山﨑直さんに教えてもらった。
ピュアな少年は、忍者もソルジャーもどちらもピュア。

環境が違うだけ。
ソルジャーの少年のサッカーボールは宇宙まで届き、
カゴにゴールする。

それは、希望。

私はこのアニメーションの、
「現実」を描く姿勢はすごいと思う。現実は、知って行動して発言しているか、知らずに行動して発言しているかって大きな違いだから。

でも、起こっている事実とはいえ。
すごく、ヤバいなと思ったのがコンゴの少年が、兵士に命じられて母親を殺すシーン。これはこのアニメーションの肝だ。

8歳の少年が命じられて母親を殺し、兵士に連れて行かれて、彼も少年兵になる。
おそらくはそれを命じた兵士も、少年の頃にそういった命令を受け、大切な人を殺し、少年兵になったんだろう。

それさ、終わらせなくていいの?

本当に、少年だから判断ができないの?
無力なの?
大切なお母さんを殺していいの?
やむを得ぬ状況なら、殺すの?

あと、殺させてる兵士も兵士。
そんな、自分がやられてきたからって、罪のない子にそんなことやらせるな。

姑にいじめられてきたからって、自分が嫁をいじめるって、愚かじゃん? 負の連鎖を止める人を、育てなきゃダメだし、自分がならなきゃダメじゃん。

ロシアとウクライナの戦争もそう。自分が、駒になってるからって、命令通りにしなきゃいけないなんて、誰が決めた?

自分には、意志があるでしょう?
駒だからって、やりたくない殺害を、やるな。人間やで。おまえら、人間やで?

人間が人間を、殺すなや。
それを、忘れるなや。
何しとんねん。アホちゃうか。

イランで、内戦中にテロ組織に捕らえられ、日常的に暴行を受けていた女性たちが、日本企業の支援を受けて学校に入ったという話を、わたしはその担当者だった方に聞いた。

彼女たちは、学校に入れるということで、爽やかな顔をしてこう言ったそうだ。
「私たちが学ぶことが、彼らへの報復になります」と。

虐げられた彼女たちが、
学び、知識を得ることで
それが報復になると、
彼女たちは言った。

この世界は長く、「殺されたから殺す」の繰り返しだった。

「ひどい目にあわされたから、ひどい目にあわせる」
「奪われたから奪う」

今の戦争も、下手すると終わらない奪い合いになる。
ひどい目×ひどい目なんて、本当に目も当てられない。

状況だとか、なんだとかじゃない。人を殺さない。
これを心から守るだけで、違うんじゃないか?

なんで戦争って始まるの?

それは、人間を殺していいって誰かが言って、それを真に受けた人が殺すから。「仕方ないから」「やれば自分だけは平和になるから」

殺すな。

それだけ守って生きていこうよ

毎日、楽しい楽しい言ってると、暗示にかかって本当に楽しくなるから!!あなたのサポートのおかげで、世界はしあわせになるドグ~~~!!