相談にお金を払う文化がない?
こんにちは、山田方式ケアプラン構造こと、山田準一です。
「無料相談」「何でも相談」「よろず相談」、介護事業所や医療機関で見かけます。相談を受けるスタッフは無給ボランティアではありません。暇なので無料相談をやっているわけではありません。
無料相談や何でも相談は、自社のサービスを受けてもらう、買ってもらうきっかけを作る狙いです。
チップ文化はない
日本人は、物にはお金を払いますが、サービスにはお金を払わない文化のようです。
おもてなし文化があってもチップ文化はないです。
物にはお金払う
物には原材料費があり加工も必要なため、労力や手間ひまがかかっていることがわかるので、対価がかかることが理解されやすいです。
サービスにはお金払わない
サービスには労力や価値を感じないようです。サービスの価値や労力を考慮して価値を感じる方は少ないようです。
薬を出すから納得?
例えが失礼かもしれませんが、医師は薬(処方箋)を出すから、お金(一部負担金)がかかると解釈している患者さんもいると思います。
「病院に行ったけど薬も出なかった。お金(診察代)だけかかった。」と不満な方もいると思います。
薬というものを得られたから、お金を払っても納得する。
「注射を打ってもらった」「医療処置をしてもらった」から、お金を払っても納得する。
診断、説明、指導だけだったら、お金を出して定期通院するでしょうか。
居宅療養管理指導料は出張料?
公的介護保険の要介護・要支援者に医師が訪問診療・往診、薬剤師が薬を配達した場合に、訪問診療・往診代、薬代の他に居宅療養管理指導料も算定されます。介護保険負担割合が1割の方は1回約500円かかります。
居宅療養管理指導料とは、自宅介護の指導やアドバイスをした代金ですが、出張料、配達料と思っている方もいるようです。
お金を払う価値があるアドバイス
お金を出してまでアドバイスを聞きに行く時は、困った時、必要な時です(例えば、弁護士事務所の有料相談など)。
お金を払う価値があるアドバイスとは、クライアントが満足して有益となるアドバイスです。
今の時代、スマホやネットで検索すると誰でも情報を得られます。AIに聞くと回答します。
クライアント(患者さん、ご利用者ご家族)から、ネット情報やAI回答より価値がある助言、指導、説明をしないと医療・介護職種や相談職種、介護支援専門員も淘汰されます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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