ばあばとお花見
「桜を愛でたい」と熱望していたばあばの想いを叶えるために、気合を入れて花見に出掛けました。場所は道後です。
自宅にずっと籠っていた92歳のばあばにとって、外出するのはなかなか大変です。
ばあばが移動する時お世話になっているのは、シルバーカーか杖です。
とにかく段差が無い場所で、でこぼこが少ない所でないと安心して歩けません。
動線のイメージが出来ている場所でなければ不安が残ります。
母と出かけるのはそう簡単ではないのです。
幾つものハードルをクリアして、花見に出掛けました。
目的地の道後まではタクシー移動です。
母は車の窓から、桜を見つけて、興奮していました。
松山市の中心部にある堀之内公園の桜です。
「車からでも、お花見が楽しめるねー、やっぱり来てよかった」
「どこもいい感じに、咲いとるねー、お天気もええし、花びらが輝いとる」
母が嬉しそうにしています。
自宅に帰ってから楽しそうに描いていたイラストを添えます。
道後に来たら必ず訪ねるホテルのイタリアンレストランで食事です。
「オーベルジュ道後」の「イル・ポジターノ」
母は店内から、道行く人や周辺の桜を楽しみます。
レストランの人気は窯焼きピッツァ。マルゲリータを注文。
大好きな道後カレーも完食。大満足のお昼ご飯を頂きました。
正岡子規さんの銅像の前で「ハイ、ポーズ」
道後温泉飛鳥乃湯泉の蜷川実花さんの写真でも思いっきり春を満喫。
ばあばの小さな花見の旅は大・大・大満足でした。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《朝お経をあげて頼んで行ったんよ》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「楽しかったんよ、ずーっと機会を待ちよったけんね、自分の体の調子と桜の開花具合と、天気と全部が良かったんよ、朝お経をあげて頼んでいったけんね」
「お母さん、念願がかなってどうですか」
「本当に良かったわい、これからはその余韻でしばらく楽しめらい」
母にとって本当に嬉しい花見になりました。出掛けて良かったです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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