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学校が始まった子供たちの変化と気にかけてあげてほしい

*画像はお借りしたものですが、もうこうやって集まって触れ合ったりはしばらくできないのは寂しいですね。

さて、学校が始まりつつあります。分散登校を経ての通常スケジュールの再開です。戦々恐々、答えが出ないままの学校の再開ですね。

「コロナウイルスは精神を侵すウイルスだ」なんて言葉まである今回のコロナ禍は、確実に子供たちに影響を及ぼしています。

今回は学習塾をやっている僕から見えた現段階での子供たちの変化や、親御さんに気をつけてほしいことなどを書いていきたいと思います。

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子供たちの変化

4月の1ヶ月は緊急避難的にお休みをいただいた塾でしたが、5月からは分散・オンラインを併用しながら学習をさせました。

この時点で子供たちは3月末、4月とほぼ1ヶ月半くらいは学校から離れていたので、中学・高校生はむしろ学習モチベーションは高かったように思います。

今のうちに先に進む・分からない部分を復習する・課題をちゃんと終わらせる・受験対策など、個々に具体的な目標を与えられたのが良かったのではないでしょうか?

小学生も学校がない分体力があるのか、オンラインに繋いでる時間よく集中してました。

学校が始まって今は半月ですか。分散登校の部分はありますが、午前か午後は学校に行くわけで。

この半月、やはり確実に疲れの色が見えています。2時間の集中が余裕だった子も、ちょっと辛そうです。

通常、子供たちのスケジュールは何ヶ月かに渡って体力をつけていくようにできています。夏に向かって徐々に忙しくなるイメージです。

それが2ヶ月半休みから急にこの暑さの中の登下校。コロナ云々の前に体力的にへばっちゃう子もいるのではないかと心配しています。

体力的な部分以外にも、気にかけていただければというところを書いておきます。

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気にかけてあげてほしいこと

①体力面

これは先ほどの内容にも通じますが、子供たちは疲れています。怪我や免疫低下に十分お気をつけください。とかく睡眠をたくさんとってあげてほしいです。

塾の先生である僕が言うのもなんですが、習い事がものすごく多い子供は少しゆとりを持ったスケジューリングをしてあげても良いかなと思います。

本来は徐々に夏に向かって気温が上がる中でやる体育や通学の徒歩、または部活で足腰を鍛えたりや体力をつけていくものです。

そこがすっぽり抜け落ちてしまっている部分は忘れてはいけないですね。


②精神面

手洗い、うがい、殺菌、ふれあいは禁止、私語はおさえてソーシャルディスタンス、みたいな新しい日常(ニューノーマル)は我々ですらストレスです。

子供にはかなり精神的な負担がかかっていると考えてよいです。

これは具体的なエピソードが2つ。

まずは中1の生徒。

学校が始まって2週間。全員登校は今日が初日だったようですが、すでにイジメみたいなことが始まっているそうです。

普段がどうだったのかっていう話もありますし、イジメはやるやつが圧倒的に悪なんですが、この2ヶ月は確実に子供たちの心に影響を与えています。誰がどうなるのか全く分からないです。

「学校どうだった?」

「何かあった?」

今週は始まりです。最初が肝心。ぜひおうちでお子さんに聞く時間を作ってあげてください。

次に高3の生徒。

高3といえば、受験学年です。うちにもいるんですけど、かなり精神的にきています。体調に影響が出るくらい。

受験があるのに学校がない、受験日程も決まっていない、去年の受験生が受けてきたような受験は受けられない。もともと今回の学年はテスト形式の変更がある学年ですからね。それでこの騒動でしょう。

たぶん、かなりヤバイですよ。

かなり楽観的な子でも、確実にどこかしらに影響が出るレベルだと思います。

保護者の皆さんも不安があるでしょうが、本人たちの不安は計り知れないです。ぜひ労ってあげてほしいです。

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今回は子供たちの変化、気にかけてあげてほしい点を挙げました。

僕なんかに言われるまでもなく、親御さんたちはお子さんのことを気にかけてあげていると思いますが、本当に大切にしてあげてほしいです。

今回のコロナは、子供たちには本当にきつかったと思います。

僕は野球は見ないですけど、甲子園の中止は涙が出ました。

「でも感染はリスクだし。仕方ないよね。」

確かにそうなんですけど、彼らはもう戻れない時間を一瞬一瞬を生きてるわけですよね。

確かに、中止やむなしなんでしょう。現状では。

でも、寄り添ってやりたいじゃないですか。

そういう大人が周りにいるだけで、全然違うはずなんですよ。

はぁ。頑張ってほしい。他人事みたいだけど。

子供たちを心から応援しています。


ということで、今回はここまでです。

それでは。

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