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変えられるものと変えられないものを見極める叡智

 問題解決の始めに、どこに手を付ければいいかを考えます。
 「目付」という作業が、成否を分けるといってもいいでしょう。
 変えられないもの、自分でコントロールできないものを除外します。
 問題の本質に目をつけて、見通しが立つと「何とかなりそうだ」と思います。
 変えられるもの、つまり働きかける対象に全力を尽くして当たれば効率よく解決へ向かいます。
 会議の席で、変えられない問題に時間をかけていると、イライラしませんか。
「そんなことに時間を割いてもしょうがない」
 と言ってしまうと煙たがられるかもしれませんけど、言わなくてはいけない時もあります。
 地域の問題を解決するとき、例えば道路に交通安全の表示をしたいとき、まず何をするでしょう。
 近所の古株の人に相談すると、
「昔はこの辺一帯が畑だったから、危険はなかった」
「何年か前に議員さんに相談した」
 などと言い始めます。
 前者は昔話に花を咲かせ始めます。
 後者は議員さんの権力について事例研究が始まります。
 2つの例は、いずれも問題の本質から外れていて変えられない過去です。
 解決法は簡単なのです。
 一本市役所に電話したら、道路標示がすぐに実現しました。
 実際にやったことです。
 何を変えればいいのか、何に働きかけるべきかを見極めれば良いだけなのです。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。