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📕センセイの鞄

川上弘美、著
センセイの鞄

センセイは、ツキコさんが高校生のときの古文の先生である。ツキコさんがいつものようにひとり居酒屋へいったとき、たまたまいた。

30年ぶりの再会である。
センセイ、70歳である。

居酒屋で酒をちびちび。恩師と元教え子。
むかしから、なにも変わらない、センセイは相変わらず手厳しい。

そんな懐かしくも、新しくはじまるふたりの時間。そして、終わるように経っていくふたりの時間。

3回読んで、3回笑えて、3回泣ける小説というのは珍しい。また読み返したいと思う。

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