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陽キャと陰キャの違い: 陽キャの基本原理

私は陰キャです。

基本的に人見知りでコミュ障で、人付き合いがストレスなのでできれば人と関わりたくないと思っています。

そんな私にも学生時代には陽キャの友達がいました。彼は根っからの陽キャで誰ともすぐに友達になれますし、交友関係も広く、いつも誰かと遊んでいたりしていました。

私は彼と共通の趣味があったりしたので友達になりました。

陽キャは不満や愚痴を言わない

私は様々なことに対して不満を持っています。人とのやりとりがうまく行かなくていらいらしたり、愚痴をよく言っていたりしました。

でもその陽キャはほとんど言いませんでした。言うときは他人が話題にした時に合わせて言うときだけだったと思います。

おそらく人とのやりとりがうまくいかなくてもあまりイライラしないのか、イライラしててもそれを他人に言うべきではないというふうに思っていたのではないかと私は思っていて羨ましいと感じていました。

ある日、私の中学生時代の知り合いが急に連絡してきました。そのことを陽キャの彼に「急に連絡してきたから宗教の勧誘かもしれない」というようなことを言うと彼は怒りました。「どうしてそんな事言うんだ。純粋に話がしたくて連絡してきたかもしれないだろ」と言いました。

ですが私はなぜ怒っているのかわからず「でもそうやって急に連絡してきた知り合いに騙されるやついっぱいいるじゃないか」と言うのですが、それでも彼は「でも知り合いなのにはじめから疑うなんてダメだろ」みたいなことを言いました。

私と彼はそれが原因で仲が悪くなったりはしなかったのですが、おそらくお互いそういう人だからという認識で付き合いを続けていました。

コミュニケーションの最中に悪意のある解釈をしない

私はあまりにも人と会話が続かないので会話に関する本を読んで勉強をすることにしました。

会話に関する本を何冊も読みましたが結果から言いますとある程度改善はしましたが、根本的なものは何も変わりませんでした。理由の一つは「人に興味を持たなければいけない」と書いてあるからです。

本には「雑談を続けるには話を広げればいい」と書いてありました。例えば出身地の話から名産物が好きとかいう話につなげたり、趣味の話になったらその趣味についての事を詳しく聞くといったことです。

ですが実際に会話をすると続きません。なぜなら興味がないからです。私は「興味がないのに興味があるふりをしてその話を続けることは申し訳ない」とか「他に興味のある話題にしてもっと会話を盛り上げなければいけない」という気分になってしまい、話を終わらせてしまうのです。

この話は後で詳しく書こうと思います。

アサーティブコミュニケーションについての本だったかに「相手の話を悪意を持って解釈せず、好意的に解釈をする」という事が書いてありました。確かに相手の言ったことに裏の意味を読んだり、悪い意味で言ったわけではないのに悪い意味で捉えたりするとコミュニケーションに支障が出てしまいます。

例えば会話中に「元気ないね」と言われた時に「もっと楽しそうに会話しろよ」と言われたかのように解釈するのと「体調が悪そうに見えて心配だ」と言われたかのように解釈するのでは、会話やその後の人間関係に支障が出るでしょう。人間関係を重視するなら後者で解釈したほうがいいでしょう。

陽キャは人を好意的にみる

私はどうしても人付き合いが苦手だし、嫌な人とコミュニケーションをとってイライラしたくないので自分にとって嫌じゃない人かどうかわかるまで近づくことができません。基本的にマイナスから入っているということになるかもしれません。

この好意的に解釈という表現を見た時に「それは陽キャはいつもそうしているのではないか」と思いました。

陽キャの基本原理は「嫌な気持ちになりたくない」

陽キャは人を傷つけるようなことを極力言わないようにしていました。それが彼のコミュニケーションのとり方や彼の性格なのだからだと思っていました。ですが世の中のコミュ強陽キャはそのようにしていることによってリア充になっているのだということに気づきました。

私は1日の多くの時間を嫌な気持ちになっていて、嫌な気持ちになっていることが当たり前の状態です。なので愚痴を言ったり強い言葉を言ったりして解消しようとします。一方陽キャは1日に嫌な気分になることがあまりないので、できるだけ嫌な気持ちにならないように日々行動しています。それが陽キャのコミュニケーションにも現れているのです。陽キャは自分の言動が人を傷つけるかどうかにとても敏感です。

愚痴が多い人や人の悪口を言ったりする人はそのような陽キャに嫌われてしまいます。彼らは人の悪口を言わないので何も言わずに陰キャとあまり深く仲良くならないようにしています。

人を傷つけることを言うと嫌な気持ちになるので陽キャは人の悪口が嫌なのです。陽キャは嫌な気持ちになりたくないからです。それが陽キャを陽キャたらしめているのではないかと思うようになりました。

陽キャは日々大して何も考えずにワーキャー叫んで楽しく過ごしているのだと思っていました。しかし実際はできるだけ楽しい気分を維持しようと陰キャからの嫌な気分にさせる言動に抵抗するために努力をしているのです。

陽キャは初めて会う人も最初は好意的に見ていると思います。それはそのほうが嫌な気分にならないからです。自分の敵だと思って接すると嫌な気分になるけど、味方だとかいい人だと思って接すると嫌な気分にならないからです。

人を嫌な気分にさせたくない

私もできるだけ嫌な気分にはなりたくありません。最近それをすごく思うようになりました。できるだけストレスがないほうが過ごしやすいからです。

ですが私は最近まで愚痴を言ったり嫌な思いをさせるような言動に無頓着でした。自分が傷つきたくないなら自分も人を傷つけてはいけません。

なので人を傷つけるようなことはできるだけ言わないようにしています。そこから始めて最終的にはリア充陽キャになりたいと思います。

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