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図解に関するコミュニティまとめ (2021/06/03更新)

自分が昔、図解のコミュニティを探そうとした際にかなり苦労したので、同じような人向けに図解のコミュニティをまとめてみました。

図解を学んだり、図解仲間を作る際の参考になれば幸いです。

本記事の作成にあたり日本図解協会メンバーの加島 一男さんに多大なご協力をいただきました(なお、本記事の内容に関する責任は全て私、山田太郎にあります)。

加島さん、ありがとうございます!

このページはあくまでも情報提供が目的なので、最終的に各コミュニティへ参加するかは自己責任でお願いします(情報の内容は原則として2020/2/20現在のものです
※私が参加しているコミュニティは末尾に★をつけています
2021/06/03 Facebookの「図解について語り合うグループをnoteサークル「図解をたのしむかい」に差し替え


ビジュアルシンキングラボ(★)

「たのしいインフォグラフィック入門」「図で考える。シンプルになる。」等の著作を持つ、インフォグラフィックエディター櫻田潤さんのラボ。

図解やインフォグラフィックだけでなく、グラフィックレコーディングやスケッチノートなどの幅広い活動が行われているのが特徴です。

また、投稿した図解に櫻田さんから直接フィードバックをもらえる特典があり、私も自分の図解をさらに磨き上げるために参加しています。

その他、イベントなどでの櫻田さんの図解の使い方を見るだけでもかなり勉強になります。

レベルの高い人から直接フィードバックをもらいたい人や、「見て盗む」のが得意な人におすすめのコミュニティです。

現在、櫻田潤さんのサークルページにコミュニティの中心を移行中で、それに伴い活動内容を再編する可能性があるとのことです(サークルにはすでに入会できます)


日本図解協会(★)

「他人と競争ではなく、仲間と共創の時代を、図解で創出する」という理念を持つ団体で、「図・会議法」という手法を通してコミュニケーションを中心に図解を活用しています。

ビジネス向けの研修の他、銚子市などのコミュニティやファミリー向けの研修や講義も行うなど、幅広い領域で活動されています。最近は中学校や高校などへも活躍の場を広げているようです。

代表理事の多部田氏が講師を務める図解セミナー図解応援団長主催の勉強会などで図解を学べる他、図・会議法ファシリテーターになると継続的に学べる場があります。

「図・会議法」を通して図解をしっかりと学びたい方はもちろん、HPには「素早く図を書くためのチェックリスト」もあるので、図解に興味がある方はぜひのぞいてみてくださいね!


ツミアゲ書店

「本の学びを最大化する『使える書店』を作りたい」という思いから、コミュニティのメンバーで本のエッセンスを4枚の図解スライドにまとめて配信されています。

コミュニティ内で毎月図解のトレーニングもしているとのことで、図解を学びたい方はまずこちらに相談してみるといいかも。

私とは本の図解スタイルが違うため参加まではしていませんが、メンバーの宮井さんが図解お茶会に2回連続でご参加してくれた縁もあり、個人的に特に応援している図解コミュニティです(noteもあります)。


ビジネス図解研究所

ビジネス図解研究所は「ビジネスの感動を広げる」というミッションで活動するコミュニティです。

ビジネスモデル2.0図鑑を出版後、多くの反響を得たことをきっかけに、ビジネスモデルを図解で発想する講演やワークショップを企業向けに展開し、よりビジネスが身近になるような仕組みを研究・提供しています。
 図解コンサルティング、講演・ワークショップ、執筆・出版などの活動もされています。

最近は環境問題をテーマにした図解をするなど、公益性の高い活動もされているようです。


ストラクチャードコミュニケーション協会

ストラクチャードコミュニケーション協会(SCA)は、「論理的な思考による情報の構造化」と「直感的な表現として図解による視覚化」を融合させたコミュニケーション技法により、速く確実な相互理解と合意形成を行い、ビジネスのスピードアップを通じて業績の向上を実現するために設立された団体です。
 勉強会(毎月)、グループコミュニティなどの活動などをされています。


グラフィックファシリテーション協会

グラフィックファシリテーション協会は、『グラフィックファシリテーション』の実践を通して、感情や感性の豊かさをビジネスや地域社会などの現場に取り戻し、お互いの差異を認め合ってその違いを活かせる、人間性豊かな社会を実現します。
 イベント・セミナーまどの活動をされています。


日本図学会

日本図学会は、機械工学、情報工学、建築、美術、各種デザイン等、多様な分野の専門家が、図や形を扱う立場から、図形の幾何学的性質や表現方法に関する研究、コンピュータグラフィックスに関する研究、図形の創造的能力や認識能力の研究とそれらの知見に基づいた教育方法に関する研究等において研鑽を重ね、その研究成果を互いに情報交換し合う場として機能してきました。
 大会(年2回)、図学教育研究会(年2回)などの活動をされています。


図解お茶会(★)

私自身が「図解好きが集まり、気軽に図解について語り合える場」が欲しかったため、1~2か月に1回ペースで開催しているお茶会です。

特にワークや次第などはなくただひたすら語り合うだけの会ですが、毎回かなり盛り上がります。

「図解について語り合いたいけど周りに話せる人がいなくて……」という人はぜひ参加してみてくださいね!(次回は4月の開催予定です)。


図解を楽しむ会(★)

「図解お茶会のオンライン版」という位置づけのnoteサークルです(図解お茶会未参加の人でもグループに参加できます)。

図解に関する雑談のほか、描いた図解を自由に投稿して感想を伝えあったり、見つけたいい図解を共有したり、図解お題などもしています。

図解の好き同士で話したい方はぜひご参加ください。

以前はFacebookにグループを作っていましたが、noteに一本化しました



おわりに+個人的なおすすめ

現時点でわかっている図解コミュニティについてまとめてみました。

「で、結局図解を学びたいならどこがいいの?」という声が聞こえてきそうですが、私が書いているような思考整理×シンプルタイプの図解なら、

・継続的に毎月メンバー内で学ぶ場を作っている
・他のメンバーの図解も見ることで、図解表現の多様性を理解できる

という意味で、個人的には「ツミアゲ書店」さんが一番おすすめできるように思います。

なお、コミュニティ選びはもちろん目的次第で、ビジネスモデル図解なら当然ビジネス図解研究所でしょうし、コミュニケーションを目的とした図解を学びたいなら他の団体になるでしょう


先日も下のような図解を投稿しましたが、図解については良書はそこそこあるものの「安心して練習できる場」が絶対的に足りないと感じています。

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参考:【図解748L】図解を「安心して練習できる場所」が足りない

図解は様々な場面に使える使い勝手のいい手法ではありますが、やはり仕事などの「本番」で使う前に、何回か練習する場があった方が絶対にいいと思うんですよね。

自動車の教習場や、自転車で最初は補助輪を付けて練習するのと同じイメージです

実はツミアゲ書店さんは他の団体のような圧倒的なベテランはおらずメンバ―自身も勉強中の身とのことですが、それを差し引いても「定期的に図解を学ぶ場がある」のは大きなメリットだと感じ、おすすめとしました。


学ぶのは本人とは言えども、学びやすい環境があれば成長が早いのも事実。

図解を学ぶ人を応援する意味でも、これからもいいコミュニティが見つかれば適宜追加していこうと思っています(情報提供も募集中です)。

この記事が図解を学ぶ・練習する場や図解仲間を見つける助けになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


●関連マガジン

私が図解を学んでいく過程で気づいたことなどをマガジンにまとめています。興味がある方はどうぞ。


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