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【図解1824~1826】言語化のピラミッド

【ピラミッド型】言語化には、いつでも自由に引き出せる「整理済みの言語化」と、一度は言語化したがキッカケがないと思い出せない「未整理の言語化」がある。

これになんとなくできるが言葉にはできない「未言語化」、そしてできないし知識もない「未知の領域」を加えると、4段階の「言語化のピラミッド」になる。

ここでの「言語化」は「自分の意図した形で表現すること」という広い意味なので、言葉以外に図解、イラスト、音楽、ダンスなども含みます


【ピラミッド型】言語化ピラミッドのピラミッドと「知っている、できる、教えられる」の習熟度の関係は重なる部分もあるが、「できる」はやや特殊になる。

本などで学んだ知識はすでに言語化されているので、学んだ直後の「知っている」は「未整理の言語化」とほぼ同じ。そして「教えられる」は「整理済みの言語化」とほぼ重なると思ってよい。

ただ「できる」に関しては、得た知識を実践しはじめは「言語化未整理」、そのまま熟達して指導レベルになれば「整理済み言語化」になるが、言語化を経ずに身体的な感覚のみで習得した場合は「未言語化」になり3領域のどこにも該当しうる。


【ピラミッド型】ある領域について、自分の言語化ピラミッドのバランスを意識すると、次のステップへのヒントが得られることがある。

たとえば未言語化の領域が大きければ言語化して再現性を高めたり、言語化未整理なら自分の知識やノウハウを体系化したり、人に教えてみる。

また整理済みの言語化がほとんどを占める場合は成果も高く

一見良好なものの、これはこれでチャレンジ不足のサインなので、他の専門家や他領域を学ぶなどの刺激を加えるとよい。

自分の言語化ピラミッドを意識すると、学びに役立つ。



言語化について感じたことを図解にまとめたものです。

「言語化が大事」とはよく聞きますが(noteに文章を投稿するのも言語化の一種ですね)、言語化にも自分の中での整理の度合いで「いつでも言語化できる」と「きっかけがあれば言語化できる」という2つの段階があるように思います。

整理済みと未整理の線引としては、自分でマニュアルや講義資料を作って他者に教えられるレベルが「整理済み」というイメージですね。

最上段のいつでも思い出せる「整理済みの言語化」が一番強力ではありますが、その反面この整理には膨大な労力が必要です。

なので、現実的にはごく一部の領域が最上段の「整理済み言語化」、他の領域は「未整理の言語化」や「未言語化」の段階、ということがほとんどでしょう。

またこのピラミッドはあくまでもある一時点を切り取ったものなので、実際には日々の仕事や生活を通してそれぞれの領域のサイズや割合は変化します。

言語化や体系化により言語化レベルが上がるのはもちろん、しばらく使わない領域は整理済み言語化→未整理の言語化に言語化レベルが下ることもありえますね。

そういう意味では、言語化ピラミッド(=言語化の状態)はその時々の活動や興味を反映しているとも言え、「人生を見るものさし」としても使えそうですね。


私自身は、日々使っている図解や仕事の知識に関しては、基本的には「整理済み言語化」と言えるのではないかと思います。

ただ、今回気づいたのですが図解や仕事の領域でも言語化の程度には濃淡があり、核になる部分は「整理済み言語化」でも、あまり使わないため「未整理の言語化」になってしまっている部分もありそうです。

またプレゼンテーション、効率化、時間管理などの領域は以前はかなり盛んにやっていたものの最近はだいぶご無沙汰なため、「未整理の言語化」レベルなのかなと思います。

全体のバランスで言えば上から2つ目の「整理不足」に近い印象ですが、無理に体系化しようとするとしんどくなるので、しばらくはこのままのバランスでもいいかなと考えています。

このあたりのバランスについては、今回言語化+図解化したことで自分の中で整理でき、「図解法を再度体系化しなくては」という急き立てられるような気持ちがやわらいだ感があります。これは「言語化の段階」について整理したおかげかもしれません。

最後に1つ補足を。図解のピラミッドに沿って整理>言語化>非言語化というニュアンスで説明してきましたが、「言葉にしない価値」もあります。

言語化の良さも言語化しない良さも味わい、人生を楽しんでいきたいものですね。



●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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