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【図解1789】「NG以外はOK」なら選択肢も気持ちもラクになる

【中心型】何かをする時、「最適解のみOK」と考えるとそれが見つかるまで動けず、熱が冷めていくし心理的にもつらい。

これに対して「NG以外はOK」と考えると、明らかに目的から遠ざかる行動や心身の危険を伴うこと、法律違反など以外はOKで選択肢の幅が広がり気持ちもラクになる。

多少の回り道も人生の味。「NG以外はOK」と選択肢も気持ちもラクに構えよう。


日常で感じたことを図解にしたものです(工夫ポイント:選択肢の広さを色の範囲で視覚的に表現した)。

今までも何度か触れていますが、私は効率化が良くも悪くも癖になっているところがあります。

これは仕事の場だと役立つのですが、プライベートでもついつい「どういう手順にすれば一番効率的だろう」と考え込み、身動きが取れなくなってしまうことがあります。

先日も「筋トレ後とエアロバイクの合間にシェイカー(プロテインを溶く容器)を洗ってプロテインを飲むべきか?」ということを考えこんでしまいました。

悩んだ条件は以下ですが、「ささいなことを思い悩んだ」ということがわかればいいので読み飛ばしてOKです

・通常は筋トレとエアロバイクの間にはプロテインを飲むのがのぞましい(有酸素運動で筋肉が分解されてしまうため)
・筋トレ2時間前の朝食時にプロテインを飲んでおり、その効果がまだある程度持続していることが期待できる
・プロテインは1日2回までにしているので、今日はあと1回だけ飲める。今飲むか後で食事と食事の間に飲むか
・シェイカーだけでなく他の皿もあり、一緒に洗った方が効率的。ただしそうすると余計な時間がかかり多少体が冷える

最適解を選ぼうとすると「プロテインを飲むタイミングによる効果」「体が冷えるデメリット」「他の皿を後で洗うメリットデメリット」など絡み合う様々な要素の検討が必要で、まさに図解右の「最適解が見つかるまで動けない」状態でした。

しかしふと馬鹿馬鹿しくなり、「最悪じゃなければいいや」と考えて結局他のお皿ごとシェイカーを洗ってプロテインを飲みました。

図解右側の「最適解を選ばなくては」から左側の「まあ最悪だけ避ければいいや」に考えが変わったとき、視野が広がるとともに気持ちがラクになりました。


今回の私の例は少々極端ですが、こういう「最適解を求めすぎて動けなくなる」ということはみなさんも経験があるのではないでしょうか?

少し突っ込んで考えると、最適解を基準とし、それ以外は減点=損をするという形で、人間の損失回避の傾向がここにも出ているのかもしれません。

時には、針の穴を通すように最適解を選ばなくてはならない場合もあるでしょう。

しかし、世の中の多くのことは100点満点ではなくても70~80点くらいならなんとかなるものですし、仮にミスがあっても大抵は後で取り戻せるものです。

そういう意味で、「最適解のみ可」ではなく「NG以外はOK」と考え選択肢を広く持つことが、人生を快適に生きる上で合っているように思いました。

「NG以外はOK」、特に考えすぎる人はぜひ取り入れてみてくださいね。


この図解の応用例(抽象化と転用)

抽象化

「NG以外はOK」なら選択肢も気持ちもラクになる

抽象度がすでに十分高いためそのまま使用

転用

  • noteの投稿期間が少し空いてしまった時、「空いた期間に余りある立派なnoteを投稿するぞ!」ではなく「このまま空白期間が長くなってnote自体やめるよりマシ」と少し軽めのnoteを投稿してリズムを整える

  • 布団に入っても寝つけない時は、30分で寝れなければ仕方ないと思って一旦布団から出て少し適当に過ごす(「今絶対寝なければいけない」という最適解からの解放)

  • 3つ目の転用例が思いつかなくてもしれっと投稿する


ことわざ化:綱渡りの近道より遠回りの橋


●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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