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【図解1666~1668】図解はまず「自分と図解の関係」を固める

【特殊型】図解を描く時は、まず自分の把握した構造を図解に反映させる。つまり「自分-図解」の関係を固める。

そこが十分固まったら、次に強調や色使いなどの受け手を考慮した表現を加える(図解-受け手の関係に配慮する)、という順番にするとよい。


【特殊型】最初の「自分-図解」の部分が練り込み不足のまま受け手のウケを考え始めてしまうと、先に表現という外枠が固まってしまう。

そうすると、あとで練り込み直そうとしても変更が難しく、結局見た目は良くても内容はいまいちな「やせた図解」になってしまいがち。


【特殊型】ちなみにこの考え方は仕事も同じで、最初から相手のウケを考えるとどうしても結論ありきで考えてしまい、ものを見る目もにごりやすい。

まずは本質部分について十分検討し、それから相手の受け入れを考慮して調整する、という流れがのぞましい。

図解も仕事もまずは「自分と本質」の関係を固めよう。



図解の描き方について感じたことを図解にしたものです。

私が図解を描く時は

  1. アイデア(仕事や生活での気づきや本などの内容)を文字でメモ

  2. 大まかな構図をホワイトボードに下書き

  3. PCで全体の構図を作成

  4. PCで強調や色などの表現を追加

という順番で行うことが多いです(単純な内容の時は下書きは省略することもあります)。

今回の図解は、上の「1.アイデアメモ」の段階で、「4.表現」に色気を出すことを自戒するものです。

ちなみに今回の図解のアイデアメモは下のようなものです。

このメモを書いている段階で大まかな構図は頭にあるのですが、検討のレベルとしてはまだ浅いものです。

そのアイデアをホワイトボードの下書きやPCでの全体構図作成を通して視覚化し、それを見ながら頭の外と中で行き来しながら内容を深堀りしていきますが、この過程で図解が進化したり、追加の図解を思いつくこともしばしばあります。

しかし、アイデアメモの段階で表現を考えはじめてしまうと、上記の内容の深掘りが行えないため、結果として検討の浅い「やせた図解」になりがちだと感じました。

物事の多くは相手がいるものなので、相手への配慮は大切です。その上で、まずは「自分と本質」でじっくり考えるのが、できる物自体の質も上がりますし、結局は相手のためにもなると言えるでしょう。

私もつい初めから「色気」を出しがちですが、まずはモノクロでじっくり考えてみようと改めて思いました。


●関連note&マガジン

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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