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【図解1955,1956】意見は違っても「否定はしない」

【サイクル型】人は自分の意見を否定されると、つい「やり返し」て自分も相手を否定したくなるもの。

しかしお互いに意見の否定を続ければその先に待っているのは終わらない否定の連鎖で、こういう時に得てして「言い過ぎ」が起きる。


【ベン図型】「自分と違う意見」を聞くと、「いやそれは正しくないと思う」とつい無意識に「違う+否定」をセットにして口に出してしまいがち。

しかし、この2つは「違う」と「否定」に分けることができ、「私の意見とは違うけど、それはそれで尊重する」と「違う」だけを伝えることもできる。

自分と違う意見でも尊重し、否定はしないようにしよう。


私のコミュニケーションの失敗談からの教訓を図解したものです(ここでは、自分が「意見が否定された側」としています)。

人は自分が否定されたと感じた(=傷ついた)時、防御的な反応としてつい相手への否定(=反撃)をしてしまいがちです。

しかし相手も人間なので、否定されれば多くの場合は同じ理屈で否定を返して来ます。

これにより「否定の連鎖」が始まり、それがエスカレートしてつい本筋とは関係のない余計な一言まで言ってしまい、さらに険悪になる……ということは誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。


この否定の連鎖を避けるためには、まずは「相手の意見が自分と違っても、自分自身が否定されたわけではない」ことを思い出して気持ちを落ち着けましょう。

文字にすると当たり前ですが、気を抜くとつい自分の意見=自分自信と混同してしまうものです

【図解1463】指摘の対象は「言動や作品」(図解の「言動」を「意見」と読み替えて下さい)

その上で、今回の図解のように「違い」と「否定」を分けて「違いは認め、否定はしない」という形で伝えれば、否定の連鎖を避けられるはずです。


私自身、いまだに意見を否定されると「勝手に傷ついてしまって」つい感情的になりがちなのです。

ただ、最近は上の過去図解などを思い出しながらいくらか落ち着いて対応できるようになってきたので、次はこの図解の「違いと否定を分離する」を意識してコミュニケーションをしていきたいと思っています。


●関連リンク

・図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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