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【図解1085,1086】「懐の深い本」は自分の成長に応えてくれる

20201204懐の深い本は自分の成長に応えてくれる

特殊型】自分の成長とともに見えるものは変わっていく。

懐の深い本は、内容は変わらなくてもその時その時で自分への響き方が変わり、新しい気づきをもたらしてくれる。

そういう懐の深い本は手元に残し、節目ごとに読み返しながら末永く付き合っていこう。



読書をしていて感じる「また読み返したくなる本っていいよね」という思いを図解にしたものです。

ここで言う「懐の深い本」は、いわゆる古典・名作と呼ばれる本、特に生き方をテーマにしたものや、方法論が主題でも最終的には人の生き方にまで切り込んでいくような本に当てはまるものが多いように感じます。

知識や技術というのは学んで一度身に付けてしまえば維持がある程度しやすいのに対し、生き方に関しては理想の姿はわかってもその通りにするのは必ずしも容易ではない=何歳になっても課題意識を持ち続けるためなのでしょう。

ちなみに「懐が深くない本」は下の図解のようにある時点で学びが打ち止めになりますが、これはこれで方法論の要点をコンパクトに学びたい時などには有用と言えます。

20201204大抵の本は学びが打ち止めになる

いわゆる「初心者向けの本」にこういう本が多い印象ですが、初心者を卒業した時点でその本も「卒業」するのは目的を考えればむしろベストなのかもしれません

懐の深い本は最初は敷居が高く感じることも多いですが、1冊か2冊だけでもそういう「節目に読み返したくなる本」があると、人生もより楽しくなるかもしれませんね。

ちなみに私は本を読み終える度に裏表紙に読了日をメモするようにしていますが、読み返す頻度が多い本は以下のようなものです。

●生き方
・論語(論語新釈論語絵本
菜根譚
禅、シンプル生活のすすめ

●やり方
頭がよくなる「図解思考」の技術
ぐっすり眠れる3つの習慣
最高の休息法
アナロジー思考

特に論語(論語新釈)は自分の生き方の軸としている本で、約500ページとやや厚い本ですが1〜2年に1回読み返しています。

また、最近森信三の修身教授録を読み返していますが、3年前に初めて読んだ時とは別の部分で響くものも多く、まさに「懐の深さ」を感じているところです。


やり方系の本でも、読み返してみると今でもまだできていないことがあることに気付いたりして、新たな実践の刺激になります。

ただ、一度読んだ本だと刺激がやや少ない部分もあるので、「新しい本:読み返す本 = 2:1」くらいがいい塩梅のようです。

これからも、新しい本も読み返したい本も読みながら、自分に活かしていこうと思います。



この図解の応用例

ここでは本をテーマにしましたが「自分の成長に応えてくれる」という意味で

・師匠と弟子(自分)
・切磋琢磨するライバルとの関係
・自分と世界(その気になれば挑戦の機会はいくらでもあるという意味で)

などにも応用可能でしょう。

また、少し切り口を変えて「変化(読み手の成長)に適応できるものが残り、適応できないものは消えていく」と考えれば、環境の変化と進化の歴史とも共通点があると言えるかもしれません。

ことわざ化:するめの本は生涯の友(するめのように噛めば噛むほど味の出る懐の深い本は、生涯の友とするにふさわしい)


上の「よく読み返す本」含め、今まで描いてきた本の図解はこちらのマガジンにまとめています(マガジンをフォローすると更新がメール通知され便利です)。


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