【図解1873】学習した最適解が「見えない足かせ」になる
【特殊型】ある状況で学習した最適解(ベストの行動)も、状況が変化すると最適解ではなくなることがある。
更に困るのは、状況変化後も学習した最適解自体が見えない足かせとなり、状況の変化自体に目を向けにくくなること。
最適解はあくまでもその時々の状況とセットのもの。状況の変化がないか定期的に意識しよう。
ある昼ごはんの一コマをきっかけに生まれた図解です(詳細は図解こぼれ話で)。
時間と労力をかけて作り上げた最適解も、状況自体が変わると最適ではなくなるものです。
そして大枠では同じ状況に見えても、細かい部分では状況が変わり最適解が変化していることはよくあります。
問題は、こういう「大枠では同じ状況に見えるが、よく見ると違う」という時に、大枠が同じため深く考えず古い最適解を使い続けてしまい、状況の変化自体に気づくことが遅れることです(しかも「見えない足かせ」なので自分の状態自体にも気づきにくい)。
対策としては定期的に状況の変化をチェックするほか、月に1回意識的にいつもと違う手順でやってみるなども意味がありそうです。
最適解は時に見えない足かせになります。気をつけましょう。
図解こぼれ話
この図解は
昼ごはんのおかずで、冷蔵庫にある2種類の冷凍食品(1パック6個入りの小さなもの)が同時に目に入り、これらを1個ずつ食べても良いと気づいた(事実)
以前は1度に1種類だけ買い、切り取りの効率性の関係で1種類を2つ食べることが多く、その後も深く考えずに「1種類2個」を続けていた(事実)
最近は2種類の冷凍食品のおかずを買うこともよくあり、以前と少し状況が変化していた(事実)
学習した最適行動(1種類を2つ食べる)が見えない足かせになる(抽象化)
月に1回、別の選択肢のチェックにいつもと違う手順を試してみる(転用)
という流れで日常の気づきを転用して生まれたものです。
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