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京都観光「稲荷駅ランプ小屋」京都市伏見区



現存する国鉄最古
準鉄道記念物



「JR稲荷駅」

複線化第二期事業が完了したJR奈良線。伏見稲荷大社の最寄り駅、JR稲荷駅へ行ってきました。

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅でコンクリート造の駅舎ですが柱が朱色に塗られています。趣深いですよね。



「ランプ小屋」

改札口を出て南へすぐの場所にあるのがこちら。京都&鉄道好きとして是非とも観てみたかった"稲荷駅ランプ小屋"。

駅構内にあり煉瓦造り平屋建て。1879年稲荷駅とともに建築された信号灯および灯油の収納施設です。



「ランプ小屋」②

現存する鉄道関係施設としては日本最古のものとして1970年鉄道記念物に指定されました。

近くで観てみたのですがとても150年近く経っている建物とは思えません。駅関係者の人たちが丁寧に維持管理しているのでしょうね。



「旧東海道本線・解説」

稲荷駅がかつて東海道本線であったことを皆様はご存知だったでしょうか。私はまったく知りませんでした。



国土地理院より引用
大正3年(1914年)京都東南部

左上隅の濃いエリアが京都市街の中心部で、右上のほうに見えるのは琵琶湖です。現在の東海道本線とは異なり、大津から西南のほうへ線路が迂回しているのが確認できるかと思います。

つまり1880年から1921年までの間、稲荷~京都駅間は紛れもなく"東海道本線"で、重要路線ゆえにランプ小屋が必要だった。そのことを地図が示しているのです。

鉄道の歴史を表すとても大事な遺構だったんですね。



※旧東海道本線の歴史については「乗りものニュース」さんの記事に詳しく書かれております。



「歌碑」

鐵道唱歌より
赤き鳥居の神さびて
立つは伏見の稲荷山

鉄道唱歌は駅の名所を端的な詩で表す秀逸な歌だと思うのですが、歌碑の文字がかすれていて少し寂しかったです。

この歌は京都検定で役立つ情報でもあるんですよね。

「大石吉雄が山科のその隱家はあともなし」で山科と大石内蔵助に深い結び付きがあったと知ることが出来ます。



※参考動画:鉄道唱歌45番(~15:23

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