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春分の京都旅行「衹園四条駅と雨の鴨川」


京都滞在の制限時間は、午前十二時。

まるで昼間のシンデレラ。

ということで始まりました新シリーズ。日時は2024年3月。男山巡りに稲荷山登頂。そんな予定を立てたつもりはなかったのに気づけば一ヶ月間で三度目の京都になってしまいました。なぜ今回の旅で制限時間があるのかと申しますと、午後に箕面萱野駅へ行く必要があったからです。その詳細については大阪観光アーカイブマガジン(会員限定)を御覧下さい。


春分の京都旅、始まりは京阪電車京阪本線の衹園四条駅。

テーマは『京都検定合格者特典の施設優待サービスを使いまくる』です。


「え?ちょっと待って?この前やったやん。」

とツッコミを入れられた方。いつもありがとうございます。そうです。余寒の京都旅編で、京都府立堂本印象美術館や京都国際マンガミュージアムを優待サービスを使って無料で施設見学しました。京都検定の施設優待には二種類あって期間限定と通年の二種類ございます。前者の限定期間は2024年2月1日から3月31日まで。まだ三月ということで今回も利用することと相成りました。過去の合格証でもよいということで三級を持参し、二級は百均の額縁に入れて家に置いてきました。

余寒の旅編では対象施設三つを巡り、1810円分お得になりました。今夏の3級試験はもう締め切りとなりましたが冬も受験することが出来ます。東京会場もありますので皆様も京都検定受けてみませんか。

《余談》


地下通路を通るたびに例のあのゲームを思い出します。


そしてなぜかいつも4番出口を利用します、雨の四条大橋です。


遠くに見えるは、日本百名橋に選ばれている三条大橋です。

京都の橋を巡る旅ってのもいつかやってみたいですね。最近気になっているのは流れ橋こと上津屋橋です。木津川が増水し橋板が流れるたびに報道されるので、関西での知名度は嵐山の渡月橋、宇治の宇治橋に並びます。


四条大橋の南側を歩きたかったので信号待ち。

天守閣のような建物は松竹が運営している南座です。地上四階地下一階で国の登録有形文化財に指定されています。江戸時代初期には幕府公認の芝居小屋が七座存在しましたが今も残っているのは南座だけとなりました。出雲阿国のかぶき踊りが京都で大流行。芝居小屋が乱立して京都の風紀が乱れたため、幕府が統制するようになったという経緯があります。

幕府が統制する前は、踊り手の女性を巡る観衆の喧嘩が頻発。男女トラブルが絶えなかったので歌舞伎の演者に女性がいなくなり、女形を男性が演じるようになりました。男尊女卑が理由ではなかったのです。

《補足》


前にもご紹介しましたね。

四条大橋西詰に見える大正モダン建築は、大正五年創業のレストラン菊水さんになります。こちらも登録有形文化財に指定されています。


突然ですが問題です。

「京都夏の風物詩、鴨川納涼床の下を流れる川の名前はなんでしょうか?」

そういえば近々行なわれる第24回京都検定3級公開テーマ問題は【京の涼さがし】でしたね。この川の名を尋ねる問題がもしかしたら出てくるかもしれません。ちなみに二級試験でこの川に関連した問題があったのですが私は答えることが出来ませんでした。


答えは「みそぎ川」になります。

みそそぎ川、みささぎ川も正解です。調べてみたら先斗町に"禊川"というフランス会席があるんですね。おそらくこの川を取ってお店の名前にしたのでしょう。


みそぎ川の名前の由来はハッキリしていません。

古来より鴨川そのものがみそぎの川だったという説があるそうです。そういえば「神輿渡御」の前に清めの水を鴨川から汲み上げる慣習があります。祇園祭の歴史は大変長いのでかなり有力な説なのでしょうね。

今回は以上になります。四条大橋周辺はまだ語れることがたくさんありますがまたの機会に致しますね。次回も引き続き四条通を歩いていきます。



今回の観光スポット

「四条大橋」
©️Googleマップ


追記

note公式マガジンに記事が掲載されました。ありがとうございます。


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