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夢を叶えるゾウ1を読んで

この物語は主人公がお金持ちの主催するパーティに出席したことで感じた強烈な劣等感から物語がスタートする。

これは今の自分にも言えることだと思う。

実業家や芸能人、ユーチューバーやエリートの方々、彼らがスマホを通して、世間に発信する華やかな情報が劣等感を抱かせるのは不可避だ。少なくとも私にとっては。



ガネーシャの課題のすごいところ

 主人公はガネーシャという神様に様々な課題を与えられ、それを乗り越えていくことで成長していく。物語の大半を占めるガネーシャの課題は以下の3点が優れていると感じた。

1.納得のいく説明があること。
2.その説明に裏付けがあること。
3.神の力で夢を叶えるのではなく、誰にでも実践の出来ることが課題になっていること。

課題の中で語られる過去の偉人の話は、読み手の逃げ場を封じることに効果抜群だと思う。
実際に存在した人がこなしてきたこと、同じ人間が行ってきたという事実。
これほど勇気づけられることはないし、逆にこれをやらないというのは逃げるのと同義。
やれるなら夢へと一歩前進するし、やれないなら現状維持となる。その現状維持もいいじゃないかということも物語の中で言っている。(別シリーズだったかも)
だから無理してまで、成功する必要はない。
そもそも成功というのはお金持ちになることだけじゃない。今のまま会社員として生きて、家族を持ち、子供を育て、趣味の中に生きるのも、本人がそれを望むのなら、それがその人にとって成功した人生と言える。

これについては、本心からそう思う。




何を受け取って、どう利用するか

自己啓発本を読む人は何かを変えたい人だと思う。
起業したいとか、楽しくない日常を変えたいとか、もしかしたらもっと些細なことを変えたい人もいるかもしれない。

様々な理由があって、自己啓発本へと手を伸ばす。私もそうだ。

でも、この本を読んだだけでは、現実を変えられない。大切なことは意識を変えるのではなく、行動することだから。

自分の人生も思い返してみれば、高校入学と共に、親元を離れて寮生活をしていたことがきっかけで人生が変わった。

  • 5分前行動

  • 挨拶の大切さ

  • 規則正しい生活

当時の私は考えが甘かったので、親元にいたのでは身に着けることは出来なかっただろうし、厳しい環境に身を置いたからこそ得られたものだと思う。
そんな厳しい環境に慣れたときに、自分も成長したのかもしれない。変わりに何かを失った気もしますが。



地獄の高校生活

少し話が脱線しますが、高校で過ごした三年間は私にとっては地獄そのものでした。
規則正しい生活が嫌だとか、上下関係が面倒だとか、そういうことではなく、先生からの理不尽な暴言や暴力がトラウマのように脳裏に焼き付いていて、今でも嫌な気持ちになる。だけど、同時に感謝もしています。
おかげさまで、大概の理不尽には耐えられるようになったし、理不尽だらけの日常が私を成長させたのは間違いない。だからこそ、今の自分があります。
読んでいるはずもありませんが、ここで感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。(嫌味を込めて)



まとめ

今日やる。行動こそが人生を変える。知るだけでは意味がない。まずはやらずに後悔していることを今日やってみる。無理というのは言い訳。将来の自分に期待しているだけ。期待は将来への借金。そういった言葉がこの本には出てきます。
例えがすごくわかりやすいし、その通りだと思う。胸に深く突き刺さります。
うわべだけじゃなく、本当の意味で自分を変えたい。そう思っている方は、ぜひ読んでみてください。

語り合いたい方いらっしゃったら、コメント頂けると嬉しいです。

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