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【2023.4.25.】研修会で伝えたいことと「限界」のこと

※今日のコラムはどなたでも全文お読みいただけます。

昨日のコラムに引き続き、研修会で考えさせられたことを書きます。

作業療法士になって、30年以上がたちます。
その30年以上の経験を、文字や言葉にしてブログnoteに書いたりしながら、オンライン講義で伝えたり、リアル研修会でお話しています。

最近はなぜか小児領域の取り組みなどについてお話しさせていただく機会が続いています。

そのような研修会では、事前質問を受け付けていて研修会当日にお答えさせていただくこともあるし、当時の講義後に質問タイムを設けることもあります。

当然ながら皆さん臨床の場で抱えている困りごとの解決をしたいために研修に参加されていたり、スキルアップを図るために参加されたりしている。

具体的な質問にはなるべく具体的に答えるようにしている。

範疇の広いアバウトな質問には、なるべく質問者さんの意図を組みながら、おそらくこんなことを聞きたいのではないかということをお答えしている。

それでもねやっぱり漠然とした質問に対して、良い回答をすることは難しいなといつも感じる。

こちらの実力不足もあるのだろうがやっぱり難しい。

というのも、ぼくのこれまでの実践や経験や考え方みたいなことを伝える研修会が多いんですよね。

ノウハウや学術的なことよりも、思考や考え方みたいなことの方が圧倒的に多い。経験に基づいたものが中心となる。

だから事例とか「たとえ話」等はかなり具体的に伝えることはできる。

でもね、今回の小児の研修会を例にとると

  • 小児領域に取り組むためにはどんな勉強が必要ですか?

  • 家族さんがリハビリテーションに期待していることはどのようなことですか?

みたいな質問になってくると答えの幅が広すぎてうまく伝えられなくなる。

これまで小児領域の勉強はそれなりにしてきた、だからそれを伝えるとなると今回の研修会とは別に1時間くらい用意してほしいなって思う。

家族さんがリハビリテーションに期待していることは、ケースの状態によっていろいろなので、質問タイムの短い時間で答えることは難しい。

皆さんがたくさんのことを研修会で学びたいという気持ちはものすごく理解できます。

だけど、限られた時間で多くのことを伝えるのは困難なのです。

だからまあ、メンバーシップをやってるんですよね。

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30年超の経験のある作業療法士が色々伝えます。

単発の研修会だけでは伝えきれなかったあれやこれやを、継続的にお伝えしていますので、よろしければご覧ください。

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やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛

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