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自己効力感を上げる4つの方法

自己効力感をあげよう。

そのためには
筋トレだ!
瞑想だ!

と、自己効力感という言葉が飛び交っていて、現代社会で生きていく上ではキーワードになっているのは間違いなさそうだなと思います。

自己効力感が低いと、何かやろうとした時に気持ちが弱くて上手くできる気がしない。
そんなニュアンスだと思いますが、実際に自己効力感というものがなんなのか、そしてそれはどうすればコントロールできるのかを整理していきたいと思います。


自己効力感

自己効力感を提唱したのは、ルバート・バンデューラ(Albert Bandura)であり、モデリングを背景とした社会的学習理論を提唱した学者です。

定義は以下の通りです。

自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。

Wikipedia

仕事の時のことで考えてみます。

与えられた仕事をやり遂げられる能力が自分にあると考えるかで、仕事に対する努力量や意欲に影響を与えてきます。

自己効力感が高い人であれば、仕事で良い結果を出そうと努力を惜しまずにやり遂げるでしょう。

一方、自己効力感が低い人は、自分がうまくいくイメージができないため、努力を続けることができずに諦めてしまう場合もあります。

つまり、自己効力感によって仕事の結果に影響が出てくるのです。

自己効力感に影響する4つの要因

自己効力感は育むことのできる能力です。

それを踏まえた上で、自己効力感を育てるための4つの要因について説明します。

成功体験

最も効果的な自己効力感を高める方法と言われています。

成功体験の質も重要と言われ、簡単な体験ではなく、困難に打ち勝つような成功体験の積み重ねこそが強力な自己効力感を獲得できると言われています。

また、小さな成功体験を積み重ねるスモールステップ法も有効とされています。

代理経験(モデリング)

自分と似たケースの成功しているモデルを見ることです。

自分も同じことができると思えるようになり、自己効力感が高まります。
モデリングについては前回noteもご参照ください。

社会的説得

社会や第三者からの説得のことを言います。上司や同僚から「あなたは能力があるからこの仕事はできる」と説得されると、自己効力感が上がり任された仕事に対して成功させたいという思いが芽生えて努力をします。
注意が必要なのは、もし失敗してしまうようなことがあれば自己効力感が下がってしまいます。
この方法は強く自己効力感が上げられとは言い切れません。

生理的・感情的状態

疲れ、頭痛、痛みなどの生理的な状態は自己効力感に影響を与えます。
特に、パソコン業務で手に痛みがある状態では、自己効力感が下がり仕事への達成度に影響を与えるかもしれません。
また、嬉しい気持ちや悲しい気持ちなどの感情も自己効力感にはとても重要な要因となります。

ですので、体調や感情をある一定のパフォーマンスを保つということは重要なことになります。

自己効力感をうまく育てるために

4つの自己効力感に与える要因について話をしましたが、
重要なことは自分の自己効力感がそれぞれの要因でどのような影響を与えているかを知ることです。

感情の変化により自己効力感がどう変化しているか。

モデリングは誰をモデルとして、そしてそれが自分にとってどれくらいの影響を与えたのか。それは成功なのか。成功だとしても、強い成功なのか弱い成功なのか。

色々な刺激を受け、自分に最適な影響を知ることが重要です。

自己効力感のさらなる研究

多くの理論家が自己効力感の研究をしました。ですが、多くの研究で共通していることは、信念の強さが影響していると注目されています。

自分の中で大切にしたいものである信念を捉え、それを達成するために自己効力感を強く保つというような関わりがあります。

信念を理解することは自分の今後のキャリアを選択することの近道にもつながることがあります。

次回には信念の話をしていきたいと思っていますので良ければチェックしてみてください

まとめ

今日は自己効力感について説明をしました。

自己効力感に影響を与えるのは①成功体験、②代理経験(モデリング)、③社会的説得、④生理的・感情的状態の4つです。

そして、大事なことは自分が自己効力感にどのような影響を受けているのかを把握することです。

自分を知ることは、自分のキャリアを知る一番の近道にもなりますので、自分と向き合う時間を作るようにしましょう。

それではまた次回もお付き合いいただければ嬉しいです。



ルバート・バンデューラについてはこちらの書籍がおすすめです





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