職業作曲家の心得[4:処世術編]
謙虚で毅然とした音楽好きが一番好かれて、得をする “処世術”という言葉は不似合いかもしれません。むしろ、「処世術など要らないよ」というメッセージとして受け止めてください。
音楽関係者に一番好かれるのは、音楽好きです。謙虚でありながら、 自分の音楽にはプライドを持っているという態度の人は、どんな作品を 作っているのだろう? と興味を持たれます。それ以外の小賢しい“技”は不要です。お世辞が上手でも、得することは少ないでしょう。人との付き合いが不器用でも、音楽に対する愛情 が伝わ