秋山晶と渡辺潤平、憧れのふたり。

「この本はライブだ。」
その人は開口一番、こう言った。

去る5月26日。
下北沢にあるB＆Bという書店で行われた、
コピーライター秋山晶さんと渡辺潤平さんによるトークショー
「ふたりの“コピーは僕だ”。」。

これは渡辺潤平さんが『広告コピーの筋力トレーニング』という
本を出版したことを記念して開かれたものだった。

どちらも大好きなおふたり。
平日の割と早めの時間からのスタートだったけど、
行かないわけには行かなかった。

秋山晶さん（以下、秋山さん）は「ただ一度のものが、僕は好きだ。」という僕が一番好きなコピーを書いた憧れのコピーライターだ。
トークショーのタイトル「コピーは僕だ。」を書かれた方でもある。
ある意味「神様」のような存在だ。
（「まだ生きてるのに失礼な！」とご本人はおっしゃっていたが…w）

一方、渡辺潤平さん（以下、潤平さん）はコピーライター養成講座でも教わったことのあるコピーライター。コピー年鑑を眺めていると、誰が書いたのか確認したくなるコピーに出会うことがたまにある。
僕にとってのその方は、だいたいが潤平さんだった。今回出版された『広告コピーの筋力トレーニング』も、迷わず手に入れた一冊だった。

自己紹介もそこそこに、ふたりの対談ははじまった。