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いじめの首謀者となっていた黒歴史

中学生2年生の時の話です

以前の
「スラムダンクになれなかった、やりたかったことから自分、そして今思うこと①」という記事の中でも書いたのですが

私はバスケ部で起きた一連の出来事から、
「目立ったら嫌われる」
というトラウマを抱えました

その後、全校生徒の前で話をする代表として選出される機会がありましたが
壇上にあがったものの、まったく言葉を発することができなくなり
先生に付き添われて、そのまま壇上から降りるという事件もあり
周囲の人間にもそれが周知され
あまり目立つようなことに担ぎ上げられることもなくなりました

しかし、友だちの中では中心的存在になってしまうことが多く
私は女子グループのリーダーのような存在と認知されていました

ある時、同じクラスの友だちと話しているときに違和感を感じました
なんだか私と話していても 嫌そうにしているような気がします
「何か知らないうちにしてしまって、嫌われたのかな」
そう思いましたが、心当たりがありません
どうしていいかわからないうちに、その子は私と目も合わせてくれないようになりました

その子とは小学生の時から遊んでいる友だちだったので
家も近所です
そこで、学校ではなく家に直接行って話をしよう
もしなにかあるのなら謝らないと、と思いました

家に行くと、その子は
「いいかげんにしてよ!」と怒りました
何が原因なのかわからない、というと
なんと私が仲良くしているグループの子たちが
その子をいじめているというのです
しかも、私に指示されていると!

知らないと言っても信じてもらえませんでした

次の日、グループの子たちに真実なのか聞いてみました
からかったりしていたのは事実だったようで
私にわからないような隠語を使って私の前で堂々とその子の悪口を言っていたようです
グループが違うその子と私が親しくしていたことも原因でした

女の子というのはどうしてグループをつくるのか

私は女の子が連れだってトイレにいくのも苦手です
あれはなんなのでしょうね(いまだに理解不能)

いろんな人と仲良くしたいのに
グループ間の派閥がその当時からあり、窮屈に感じていました
リーダーである私が、その子と仲良くしてグループから去るのではないかと
心配した結果、その子をいじめていたというのです

自分の友だちグループがいじめをしていたこと
その子が自分の友だちであること
自分の友だちが自分の友だちにいじめられていたこと
いじめられていた友だちは、私もいじめに加担していると思っていたこと

私はこのすべてに気づかなかったのです

自分の鈍感さに吐き気がしました
私はどうして女の子に生まれてしまったのだろう
もう本当に嫌だ
生きにくい、つらい

私はこの経験から、リーダーになるということにも恐怖を覚えるようになりました
自分にはそんな資格ないですよね

もちろんグループの子とも距離をおき
いじめられていた子には何度も謝りました
(許してくれましたが、二度と遊ぶことはありませんでした)

グループの子たちは自分たちの正当性を保つためだと思いますが
私のことをあることないことクラス中に触れ回り
たぶん、いじめられたような気がします
クラスの子たちから総スカンされていました

ただ、私自身人間不信に陥ってしまって
それがいじめとは思えず
むしろほっといてくれて
嬉しいという感じでした

人前に立つ
人の上に立つ
トラウマです
とにかく目立たないように
暗黒の中学2年
息を殺して、生きながらえていました

3学期になったころ
なんとなく真実が見えてきたのか
クラスの子たちも私に声をかけてくれるようになりました

鈍感であること、それは私が生きていくためには必要なものだったのですが
また別の話。いつか話したいと思います

自分を救ってくれた「鈍感になる」能力が
成長すると、それによって新たなトラウマを生む
踏んだり蹴ったりだなあと
諦めの境地でした
ただ、この時私は母親に「自殺しない」という約束をしていたので
(それもまた別の話なのでいつか記事で自己開示させていただきます)
とにかく生きるしかありませんでした

華々しいデビューと一瞬のきらめきで終わった中学1年生
2年生は暗黒

でも、やっぱり生きててよかったと今は思えます
いま、苦しい思いをしている人も、どうか生きてほしい
吐き出したいことがあるなら
いつでも聞きます
連絡くださいね

※その後、私は女子グループには所属せず、グループ間を渡り歩くという稀有な存在となれました(もっと早くなればよかった)

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