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人からの攻撃、ありようについて

公園で遊んでいたときに友達からなにか気に触ることをされたようで、あなたは烈火のごとく怒ってパンチしようとしていた。
ぼくはそれを遠巻きに見ていて、しばらく放っておいた。子ども同士で解決できればいいと思ったから。
けどあなたのパンチは、というか怒りは執拗に長く、どうやら自分ではおさめられないようだった。

ぼくはあなたたちに近づいていき「しつこい」と注意しつつ、怒れることがあっても人を攻撃してはいけないというようなことを言ったと思う。

けどね、そうやって人を攻撃してしまうことは、実は子どもより大人の方が多いのかもしれない。
自分の立場や自尊心を守るのに必死で、それが奪われそうになると攻撃してくるのかな。
もしくは子どもの頃に良くない経験をし誤学習して、瞬発的に人を攻撃するような言動しか取れなくなってしまったのかな。

とにかく、大人になって修正が効かないほど攻撃的な人が存在する。
そういう人との関係性は胃が痛くなるなどの身体的反応が起こるほど、ストレスだ。
胃の痛みなどを感じちゃうのは我慢しているからかも。自分が本来もっている素質からかけ離れて無理をしているのかも。

たとえば、本当は「人なんかどうなっても知らない」と思っているけど、お金を稼ぐためにそれを表に出さず隠して表面上は優しく思いやりのあるふりをするとか。
それらに気づかずに本心を押し殺しているから、身体的な反応が生じるのかもしれないね。

そんなふうにならないためには、環境を変えてあっさりとそれらの呪縛を切り捨ててしまえばいいと思う。本音とかけ離れたことをしなくてもいいように。
これは場合によってはちょっと難しいかも。

もうひとつ考えられるのは、相手の攻撃と自分の気持ちとの相互作用をうまく処理できるようにすること。自分の考え方や捉え方を変える感じ。

たとえば、これはあんまり好ましくない方法なんだけど、心理的に自分が優位に立っていると認識することで、つまり相手を見下して「バカだな」と思うことで、自分の負荷を減らす方法がある。

それと近いけど別の方法としては、相手の行動は自分ではどうしようもないことなのでそれについて思い悩むのは無駄、と考えること。アドラー心理学っぽい感じ。
こっちの方が、なんとなくしっくりくるかな。
優劣もつけず、ただ単純にのらりくらりと生きていきたいぼくの思考回路にも最適なかたちです。

で、最後に伝えておきたいのは、人からの攻撃で受けたダメージを効果的に癒せるのが、別の人との接触だったりするってこと。
だから人と触れ合うことはストレスにもなるし、そこから回復するための滋養にもなる。
悩ましい問題だね。

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