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(読書)『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』 著者:岸見一郎、古賀史健

嫌われる勇気

読書の仕方を、読書で学び、読書へのモチベーションが高まっている今日この頃。
そんな私が読むことにした1冊。それは、ベストセラー中のベストセラー、
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』です。
対話形式で書かれているのが特徴的ですよね!
まぁ、とりあえず定番を読む、的な(笑)

そう、本当に。定番だから、多くの人が読んでいるから、
あとは自分のメンターに薦められたから。という理由で読むことにしました。
強いていうなら1つの考え方を知って、考える幅が広くなるかな。
という感じです!

まず、読み終わっての率直な感想を言わせていただきましょう。
         「めっちゃ面白い!!」
はい、そうなんです(笑)。哲学の話がこんなに楽しんで理解できるとは、、
こりゃみんな読むわけですよ(笑)
対話形式でストーリ仕立てなのが、そう感じさせるのでしょうか。
そして、対人関係についての新しい考え方を知ることができました。
もっと早いうちに、高校生の時に読んでおけば!と思いましたし、
大人の方にも読んでいただけたらなとも思いました。
対人関係に悩みがある人の助けになる本です!

それでは簡単に内容をご紹介。

この本は、「アドラー心理学」を説く”哲人”という1人の哲学者と、ある”青年”の対話を舞台にしています。
「世界はどこまででもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる」と説く哲人のもとへ、その考えに納得がいかない悩み多き1人の青年が訪れ、こう言います。
「今回訪れたのは、納得のいくまで議論を交わすためで、できることならあなたの持論を撤回していただきたいと思っています。」
こうして、第一夜から第五夜にかけて、哲人と青年の対話が始まるのです。

第一夜では、「人は変われるか」についてを、「原因論」「目的論」について話し、「これまでの人生」は「今後の人生」には関係ない、「今」どうするか。を語り、説明しています。
ここでは、「原因論」と「目的論」について簡単に説明しようと思います。
ある人が自分に失礼な態度をとり、それに対し自分は怒り大声をあげたとします。
原因論:怒ったから大声をあげた。大声をあげたのは怒ったからでしょうがない。
目的論:大声あげるために怒った。大声をあげるために怒りの感情を利用した。
と考えるそうです!目的論の方は少し変な気がしますが、哲人は
「誰もが目的に沿って行動しており、原因論の考え方でいるかぎり人は前に進めない」と話しています。
目的論!面白い考え方ですよね!

さて、第二夜では「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」ことについて話し、
第三夜では「対人関係の悩みは”課題の分離”という考え方で解決できる」と話しています。
「課題の分離」は、「自分の課題」と「他社の課題」について切り離して考えることを意味していて、自分は「自分の課題」についてしか解決できません。
これを「馬は水辺まで連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」という言葉を用いて説明していたのですが、私はこれに大いに納得してしまいました(笑)

第四夜では「交友、仕事、愛といった対人関係に積極的に関わり、他の人に何ができるかを考える必要がある」そして、「他のどんな人も意識の上では対等である」ということを説明しています。
第五夜では、「自己肯定」「他者信頼」「他者貢献」の大切さ。そして「いま、ここを真剣に生きること」が大事であり、過去や未来ばかり気にして「いま、ここ」を見ないことが、「人生における最大の嘘」と言っています。

私は現在、多くの知人を誘い、オンラインで討論会やプレゼン大会をするという企画を考え、取り組んでいます。何人か参加してくれる一方、参加してくれない人も多くいます。そのため、「どうにか参加してほしい、参加させることはできないか」と考え悩むばかりでした。しかし、この本を読んでハッとしました(笑)
「馬は水辺まで連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」のだと。

え、結局「嫌われる勇気」って!? と思った人もいるのではないでしょうか。
もちろん、この本の中に何が「嫌われる勇気」なのか、書いてあります!
そして、紹介で書ききれていないことがたくさんあります!
ぜひ、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』読んでみてください!

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